3.3. リリースノート
このセクションでは、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform の注目すべき変更点や推奨プラクティスなど、今回のリリースに関する重要な情報を記載しています。お使いのデプロイメントに最大限の効果をもたらすために、以下の情報を考慮する必要があります。
- BZ#894888
Compute (Nova) および Dashboard (Horizon) Service に、SPICE リモートコンソールアクセスに対するサポートが最近追加されました。ただし、SPICE アクセスをサポートするのに必要な spice-html5 パッケージは、今回のリリースには含まれていません。そのため、今回のリリースでは、SPICE リモートコンソールアクセスに対するサポートはありません。
Compute (Nova) および Dashboard (Horizon) Service に、SPICE リモートコンソールアクセスに対するサポートが最近追加されました。ただし、SPICE アクセスをサポートするのに必要な spice-html5 パッケージは、今回のリリースには含まれていません。そのため、今回のリリースでは、SPICE リモートコンソールアクセスに対するサポートはありません。
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この機能は、大容量のページを使用してゲストの RAM 割り当てをサポートできるように、libvirt ドライバーの改善を目的としています。これにより、RLB キャッシュの効率を高めることでゲストのワークロードのパフォーマンスが向上されます。そのため、スワップアウトされないように、ゲストに対して 100% 専用の RAM が確保されるようになります。
この機能は、大容量のページを使用してゲストの RAM 割り当てをサポートできるように、libvirt ドライバーの改善を目的としています。これにより、RLB キャッシュの効率を高めることでゲストのワークロードのパフォーマンスが向上されます。そのため、スワップアウトされないように、ゲストに対して 100% 専用の RAM が確保されるようになります。
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分散されたリージョンのレプリケーションを効率的に行えるようになりました。既存のレプリケーションは、不必要にデータを送信します。たとえば、2 つのリージョンで、レプリケーション因子が 4 の場合に、重みが均一であることを前提とすると、通常は 1 リージョンあたり 2 レプリカに分散します。距離の長いリンクが切れたりつながったりする場合には、レプリケーターがリージョン間で未処理のオブジェクトのコピーを 2 つ送信します。これは必要ではありません。コピーは 1 つだけ送信されれば、長距離の帯域幅を使用せずに、リモートリージョンの完全な冗長性が復元されます。 今回の更新で、複数のリージョンにまたがるクラスターで障害の発生後の復旧中に、安定したパフォーマンスが確保されるようになりました。単一リージョンのデータセンター内では、効果はありません。
分散されたリージョンのレプリケーションを効率的に行えるようになりました。既存のレプリケーションは、不必要にデータを送信します。たとえば、2 つのリージョンで、レプリケーション因子が 4 の場合に、重みが均一であることを前提とすると、通常は 1 リージョンあたり 2 レプリカに分散します。距離の長いリンクが切れたりつながったりする場合には、レプリケーターがリージョン間で未処理のオブジェクトのコピーを 2 つ送信します。これは必要ではありません。コピーは 1 つだけ送信されれば、長距離の帯域幅を使用せずに、リモートリージョンの完全な冗長性が復元されます。 今回の更新で、複数のリージョンにまたがるクラスターで障害の発生後の復旧中に、安定したパフォーマンスが確保されるようになりました。単一リージョンのデータセンター内では、効果はありません。
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「VMware NSX plugin for Neutron」は、RHEL OpenStack Platform 7 の初期リリースでは提供されていませんが、今後の更新で追加される予定です。
「VMware NSX plugin for Neutron」は、RHEL OpenStack Platform 7 の初期リリースでは提供されていませんが、今後の更新で追加される予定です。
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Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform バージョン 6 から 7 に完全にアップグレードした後、(全ノードがバージョン 7 のコードを実行している場合) には、PCI デバイスの NUMA ノードの情報を古い場所から新しい場所に移動するバックグラウンド移行を開始する必要があります。バージョン 7 のコンダクターノードは、必要な場合にこの操作を自動的に行いますが、それ以外のアイドルデータはバックグラウンドで移行する必要があります。バージョン 8 リリースでは、古い場所がサポートされなくなるので、その前に移行を完了しておくことが極めて重要です。この移行の操作を実行するには、「nova-manage migrate-rhos-6-pci-device-data」を使用します。 これは、Compute の PCI パススルー機能を利用するユーザーのみに該当する点に注意してください。
Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform バージョン 6 から 7 に完全にアップグレードした後、(全ノードがバージョン 7 のコードを実行している場合) には、PCI デバイスの NUMA ノードの情報を古い場所から新しい場所に移動するバックグラウンド移行を開始する必要があります。バージョン 7 のコンダクターノードは、必要な場合にこの操作を自動的に行いますが、それ以外のアイドルデータはバックグラウンドで移行する必要があります。バージョン 8 リリースでは、古い場所がサポートされなくなるので、その前に移行を完了しておくことが極めて重要です。この移行の操作を実行するには、「nova-manage migrate-rhos-6-pci-device-data」を使用します。 これは、Compute の PCI パススルー機能を利用するユーザーのみに該当する点に注意してください。
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Kilo では、Neutron のサービスが rootwrap とよばれるデーモンに依存して「ip」や「sysctl」などの外部コマンドを実行できるようになりました。このデーモンは、rootwrap フィルターを事前キャッシュして、エージェントのパフォーマンスを大幅に改善します。 RHEL-OSP7 では、rootwrap デーモンはデフォルトで有効化されています。このデーモンを有効にせず、「sudo」などの別の root 権限分離メカニズムを引き続き使用する場合は、neutron.conf ファイルの [agent] セクションで「root_helper_daemon =」を設定して、デーモンの無効化も必ず行ってください。
Kilo では、Neutron のサービスが rootwrap とよばれるデーモンに依存して「ip」や「sysctl」などの外部コマンドを実行できるようになりました。このデーモンは、rootwrap フィルターを事前キャッシュして、エージェントのパフォーマンスを大幅に改善します。 RHEL-OSP7 では、rootwrap デーモンはデフォルトで有効化されています。このデーモンを有効にせず、「sudo」などの別の root 権限分離メカニズムを引き続き使用する場合は、neutron.conf ファイルの [agent] セクションで「root_helper_daemon =」を設定して、デーモンの無効化も必ず行ってください。
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