第3章 ビルドストラテジー


OpenShift Container Platform クラスターでは、厳選されたビルドストラテジーセットまたはクラスタービルドストラテジーを使用できます。Builds for Red Hat OpenShift は、使用するこれらのストラテジーを自動的にインストールします。このストラテジーの自動インストールにより、ビルドをすぐに開始できます。

ビルドは、以下のクラスタービルドストラテジーをサポートします。

  • buildah: すべてのプラットフォームでサポートされます。
  • source-to-image: Linux/amd64 プラットフォームでサポートされます。
注記

buildpacks ビルドストラテジーは現在 Developer Preview 段階にあります。詳細は、buildpacks の例 を参照してください。

3.1. Buildah

buildah クラスターのビルドストラテジーは、Dockerfile を使用してコンテナーイメージをビルドし、それをターゲットレジストリーにプッシュします。Build CR の spec.paramValues フィールドに Dockerfile を指定する必要があります。

Builds for Red Hat OpenShift Operator は buildah ストラテジーをクラスターレベルでインストールするため、クラスター内の異なる名前空間間で buildah ストラテジーを共有できます。

buildah ストラテジーに対して次のパラメーターを設定できます。

表3.1 buildah の設定パラメーター
名前説明デフォルト

build-args

array

ビルド中に使用される Dockerfile で必要な引数のキーと値のペア

[]

registries-block

array

ブロックする必要があるレジストリーのリスト

[]

registries-insecure

array

完全修飾ドメイン名 (FQDN) を含む安全でないレジストリーのリスト

[]

registries-search

array

短縮名のイメージを検索するためのレジストリーのリスト

["registry.redhat.io", "quay.io"]

dockerfile

string

ビルド中に使用される Dockerfile のパス

"Dockerfile"

storage-driver

string

buildah によって使用されるストレージドライバー (overlay や vfs など)

"vfs"

注記

詳細は、関連情報 セクションの ビルドストラテジーの設定 を参照してください。

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