第2章 コストモデルの設定
Cost Management で要件に合わせてコストモデルを設定します。
2.1. クラウドインテグレーションへのマークアップまたは割引の適用 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
AWS、Azure、または Google Cloud のコストモデルを作成して、クラウドインフラストラクチャーコストにマークアップまたは割引を適用します。
クラウドインフラストラクチャーインテグレーション機能 (AWS、Azure、または Google Cloud) は、価格がすでに割り当てられたコストと使用状況のデータを Cost Management に収集します。そのため、コストを正確に反映するには、マークアップまたは割引 (必要な場合) を割り当てるだけで済みます。
原価 にマークアップを追加すると、AWS アカウントや Azure サブスクリプションの管理コストや、その他のサポートコストのなどのオーバーヘッドコストを計上できます。マークアップは、メトリクスや使用状況には現れないコストを補うための推定値です。
次の例は、AWS Cost and Usage Reports から収集された情報に 10% のマークアップを追加する方法を示しています。Azure または Google Cloud のコストにも、同じ方法を使用してマークアップまたは割引を適用できます。
コストモデルの作成、編集、または削除は、当月の 1 日からの計算のみを更新します。
前提条件
- Cost Administrator または Cost Price List Administrator パーミッションを持つユーザー。ユーザーロールの設定手順は、Cost Management スタートガイド の Cost Management リソースへのアクセス制限 を参照してください。
- AWS アカウントがデータインテグレーションとして Cost Management に追加されている。手順は、Cost Management スタートガイド の Amazon Web Services (AWS) データの Cost Management への統合 を参照してください。
手順
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Cost Management から、
をクリックします。 - Cost models タブで をクリックし、コストモデルウィザードを開きます。
- コストモデルの名前と説明を入力し、コストモデルを適用するインテグレーションタイプとして Amazon Web Services (AWS) を選択します。 をクリックします。
リソースのベースコストに 10% の利潤を適用するには、Markup rate に 10 と入力して をクリックします。
注記- 利潤ではなく割引を適用するには、その値にマイナス記号を追加して入力します (例: -15)。
- 利潤または割引を適用しない場合は、0 を入力します。
- コストモデルを割り当てる 1 つまたは複数の AWS インテグレーションを選択し、 をクリックします。すでに割り当てられているコストモデルとのインテグレーションを選択すると、以前のコストモデルがオーバーライドされます。後でインテグレーションをコストモデルに割り当てることもできます。
- コストモデルの詳細を確認し、 をクリックします。
- をクリックして、コストモデルウィザードを終了します。
新しいコストモデルは、Cost models ページのリストに表示されます。
次のステップ
Cost models 概要ページから、以下を含むコストモデルに関する情報を確認できます。
- コストモデルが作成されたインテグレーションタイプ
- コストモデルに割り当てられたインテグレーションの数
- コストモデルが最後に変更された日付
コストモデルの割り当て、編集、または詳細情報の表示を行うには、次の手順を実行します。
- Cost models summary ページで、コストモデル名をクリックすると詳細ページが表示され、インテグレーションの割り当て、利潤、その他の設定を含むコストモデルを編集できます。
コストモデルを削除するには、以下を行います。
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Cost models 概要ページから、
をクリックし、Delete をクリックします。
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Cost models 概要ページから、
- タグおよびタグ付けストラテジーを確認し、コストが正しいリソース、コストセンター、またはチームに分散されていることを確認します。詳細は、タグ付けを使用したコストデータの管理 を参照してください。