6.11. SAML と PicketLink の統合
- クライアントはまず、トークンサービスに WS-Trust 要求を送信して、PicketLink STS から SAML アサーションを取得する必要があります。通常、このプロセスにはクライアントの認証が含まれます。
- STS から SAML アサーションを取得した後、クライアントは、Bean で操作を呼び出す前に、EJB 要求のセキュリティーコンテキストにアサーションを含めます。
- 呼び出しを受け取ると、EJB コンテナーはアサーションを抽出し、WS-Trust メッセージを STS に送信して検証します。アサーションが STS によって有効であると見なされた場合 (および必要に応じて所有証明トークンが検証された場合)、クライアントは認証されます。
- JBoss では、SAML アサーション検証プロセスはSAML2STSLoginModule で処理されます。設定可能なファイルからプロパティーを読み取ります (configFile オプション)、これらのプロパティーに基づいて STS との通信を確立します。
- アサーションが有効な場合、Principal は、アサーションサブジェクト名を使用して作成されます。ロールアサーションにロールが含まれている場合、これらのロールも抽出され、呼び出し元のSubject に関連付けられます。