5.3. アプリケーション分析の設定と実行
同じ分析で、複数の変換ターゲットに対して一度に複数のアプリケーションを分析できます。
手順
- Development ビューで、Application inventory をクリックします。
- Analysis タブをクリックします。
- 分析するアプリケーションを選択します。
- アプリケーションに割り当てられた認証情報を確認します。
- Analyze をクリックします。
リストから Analysis mode を選択します。有効なオプションは以下のとおりです。
- バイナリー
- ソースコード
- ソースコードと依存関係
- ローカルバイナリーのアップロード。このオプションは、単一のアプリケーションを分析している場合にのみ表示されます。
- Upload a local binary を選択すると、ウィンドウが開き、ローカルバイナリーをアップロードする ように求められます。表示された領域にファイルをドラッグアンドドロップするか、Upload をクリックしてアップロードするファイルを選択します。
- Next をクリックします。
分析のターゲットオプションを 1 つ以上選択します。
アプリケーションサーバーの移行先:
- JBoss EAP 7
- JBoss EAP 6
- コンテナー化
- Quarkus
- OracleJDK から OpenJDK
OpenJDK - 次の JDK バージョンのいずれかにアップグレードします。
- OpenJDK 11
- OpenJDK 17
- Linux - アプリケーションにハードコードされた Microsoft Windows パスがないことを確認します
- Jakarta EE 9 - Java EE 8 から Jakarta EE 9 への移行用
- Spring Boot on Red Hat Runtimes
- Open Liberty
- Camel - Apache Camel 2 から Apache Camel 3 への移行用
Azure
- Azure アプリサービス
- Next をクリックします。
次の Scope オプションのいずれかを選択して、分析を絞り込みます。
- アプリケーションと内部の依存関係のみ。
- アプリケーションと、既知のオープンソースライブラリーを含むすべての依存関係。
- 手動で分析するパッケージのリスト選択。このオプションを選択した場合は、ファイル名を入力して Add をクリックします。
- パッケージの除外。このオプションを選択した場合は、パッケージ名を入力して Add をクリックします。
- Next をクリックします。
- Advanced で、名前を入力するか、検索して Add Rules をクリックして、Custom rules を設定します。
必要に応じて、次のオプションのいずれかを設定します。
- ターゲット
- ソース
- 除外されたルールタグ: これらのタグを持つルールは処理されません。必要に応じて追加または削除します。
トランザクションレポートを有効にする: チェックボックスを選択して、リレーショナルデータベーステーブルで操作を実行するコールスタックを表示する DIVA レポートを生成します。
注記トランザクションレポートは、テクノロジープレビュー機能のみです。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。
注記分析エンジンは、移行ターゲットの包括的なセットに標準ルールを使用しますが、ターゲットが含まれていないか、カスタマイズされたフレームワークである場合は、カスタムルールを追加できます。カスタムルールファイルが検証されます。
- Next をクリックします。
- Review で、解析パラメーターを確認します。
Run クリックします。
分析ステータスは、MTA がコンテナーを実行するイメージをダウンロードするため、
Scheduled
です。イメージがダウンロードされると、ステータスがIn-progress
に変わります。注記アプリケーションのサイズとクラスターの容量とリソースに応じて、分析の実行には数分から数時間かかります。
ヒントMTA は、Kubernetes のスケジューリング機能に依存して、クラスターの容量に基づいて作成されるアナライザーインスタンスの数を決定します。分析用に複数のアプリケーションが選択されている場合、デフォルトでは、一度にプロビジョニングできるアナライザーは 1 つだけです。クラスター容量が増えると、より多くの分析プロセスを並行して実行できます。
- 分析が完了したら、レポート リンクをクリックして分析の結果を確認できます。