1.3. 既知の問題

移行前のフックを持つ仮想マシンをソース Red Hat OpenShift Container Platform (OCP)クラスターから移行先 OCP クラスターに移行する場合、移行計画は Initialize フェーズに失敗します。

回避策： 移行前フックなしでか、移行後のフックでのみ仮想マシンを移行します。

MTV-2894

copyoffload メソッドを使用して NFS ベースの仮想マシンを移行しようとすると、NFS はファイルベースであるため、vmkfstools コマンドラインユーティリティーはフォールバック方式の使用を試みます。しかし、NFS データストアは Raw Device Mapping (RDM) ポインターファイルをサポートしません。また、vmkfstools はクローン作成ターゲットとして RDM ファイルを作成します。

回避策: 制限に対処するには、次のいずれかの移行メソッドを使用できます。

MTV UI で Open Virtual Appliance (OVA) プロバイダーを作成すると、プロバイダーのステータスが Ready に変わる前に、ConnectionTestFailed エラーメッセージが表示されます。エラーメッセージは誤解を招くもので、接続中のステータスを正確に反映しません。

(MTV-3613)

VMware Virtual Disk Development Kit (VDDK) の init イメージをアップロードすると、イメージ URL は openshift-mtv namespace にあります。異なる namespace にプロバイダーを作成すると、イメージをプルするときにエラーが発生します。

(MTV-3673)

Open Virtual Appliance (OVA) から OpenShift Virtualization への移行中に、残った ova-store-pvc-* 永続ボリューム要求 (PVC) がターゲットクラスターにバインドされ、余分なリソースが消費されます。

回避策: oc delete pvc <pvc_name> コマンドを使用して、移行後に残っている ova-store-pvc-* PVC を手動で削除してください。このアクションにより、余分なリソースを削除しますが、データ損失が発生する可能性があります。

(MTV-3659)

DHCP 設定が含まれる仮想マシンを Open Virtual Appliance (OVA) プロバイダーから OpenShift Virtualization クラスターに移行すると、移行後に仮想マシン YAML ファイル内のインターフェイス設定が失われます。

回避策: 移行後に仮想マシン上のインターフェイスを手動で設定します。

(MTV-3654)

Open Virtual Appliance (OVA) ファイルをアップロードする場合、スクリプトはアップロード前に宛先ディレクトリーの書き込み権限をチェックしないため、アップロードプロセスの最後に権限拒否エラーが発生する可能性があります。

回避策： アップロードを開始する前に、OVA ファイルの書き込みパーミッションを確認します。書き込み権限により、MTV は権限エラーなしでアップロードプロセスを完了できます。

(MTV-3634)