1.2. 解決された問題


Migration Toolkit for Virtualization (MTV) 2.10 では、次の問題が解決されました。

1.2.1. 解決された問題 2.10.1

変換 Pod と forklift-controller Pod が異なるネットワークにある場合、移行が停止される

今回の更新以前は、変換 Pod が forklift-controller Pod とは異なるネットワーク上にある場合、移行が停止していました。今回の更新により、ネットワークの問題が解決され、forklift-controller が変換 Pod にアクセスして移行を実行できるようになりました。

MTV-1324

バンドル作成には relatedImages フィールドが含まれます

今回の更新以前は、MTV 2.10.0 のバンドル作成時に relatedImages フィールドが生成された CSV に欠落していました。そのため、ユーザーは切断された環境で MTV を使用できませんでした。今回の更新により、バンドル作成には、生成された CSV に relatedImages フィールドが含まれ、relatedImages フィールドを CSV に手動で追加せずに、切断された環境で MTV を使用できるようになりました。

MTV-3558

1.2.2. 解決された問題 2.10.0

ユーザーは、移行前に名前の競合を解決するために仮想マシンの名前を変更できませんでした

以前のバージョンの MTV では、仮想マシンが Red Hat OpenShift Virtualization に移行される前に競合する名前に対処するために、ソースプロバイダーから仮想マシンの名前を変更することができませんでした。この MTV リリースでは、移行プロセス中に MTV UI で準拠していない仮想マシン名を変更して、名前の競合に対処し、OpenShift Virtualization の命名規則との互換性を確保できます。(MTV-2919)

移行計画に新しいターゲットプロジェクトを追加すると、ユーザーエクスペリエンスが中断されました

以前のバージョンの MTV では、移行計画に新しいターゲットプロジェクトを追加するには、MTV UI の Create migration plan ウィザードを閉じる必要がありました。この MTV リリースでは、Create migration plan ウィザードの General ページに表示される Target project ドロップダウンリストで、移行計画内の仮想マシンのターゲットとして新しいプロジェクトを作成するオプションが使用できます。

移行後もソース仮想マシンの電源状態が保持されていました

以前のバージョンの MTV では、移行後もソース仮想マシンの電源状態が保持されていました。このリリースの MTV では、移行された仮想マシンの電源状態を onoff、または auto に設定できます。たとえば、ソース環境で実行されている仮想マシンを移行する場合、仮想マシン間の起動依存関係を維持するために、移行後に仮想マシンの電源をオフにできます。この更新により、MTV UI で、または Plan カスタムリソース (CR) の spec.vms セクションの powerState フィールドを使用して、ターゲット仮想マシンの電源状態を設定できます。auto 設定では、ソース仮想マシンの電源状態が保持されます。(MTV-1312)

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