1.4. アプリケーションの公開


.NET Core 3.1 アプリケーションを公開して、共有されたシステム全体で使用される .NET Core を使用するか、.NET Core を追加できます。この 2 種類のデプロイメントは、それぞれフレームワークに依存するデプロイメント (FDD) および自己完結型デプロイメント (SCD) と呼ばれます。

RHEL では、FDD による公開が推奨されます。この方法により、アプリケーションが Red Hat により構築された最新バージョンの .NET Core を使用し、特定セットのネイティブ依存関係が含まれるようになります。これらのネイティブライブラリーは、rh-dotnet31 Software Collection に含まれます。一方、SCD は Microsoft が作成したランタイムを使用します。ネイティブライブラリーが使用できなくなるため、rh-dotnet31 Software Collection 以外でアプリケーションを実行すると問題が発生する可能性があります。

  1. フレームワーク依存アプリケーションを公開するには、次のコマンドを使用します。

    $ dotnet publish -f netcoreapp3.1 -c Release
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  2. 任意: アプリケーションが RHEL 専用の場合は、次のコマンドを使用してその他のプラットフォームに必要な依存関係を削除します。

    $ dotnet restore -r rhel.7-x64
    $ dotnet publish -f netcoreapp3.1 -c Release -r rhel.7-x64 --self-contained false
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  3. Software Collection を有効にし、アプリケーション名を渡して、RHEL システムでアプリケーションを実行します。

    $ scl enable rh-dotnet31 -- dotnet <app>.dll
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  4. このコマンドは、アプリケーションと共に公開されるスクリプトに追加できます。以下のスクリプトをプロジェクトに追加し、APP 変数を更新します。

    #!/bin/bash
    
    APP=<app>
    SCL=rh-dotnet31
    DIR="$(dirname "$(readlink -f "$0")")"
    
    scl enable $SCL -- "$DIR/$APP" "$@"
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  5. パブリッシュ時にスクリプトを含めるには、この ItemGroupcsproj ファイルに追加します。

    <ItemGroup>
        <None Update="<scriptname>" Condition="'$(RuntimeIdentifier)' == 'rhel.7-x64' and '$(SelfContained)' == 'false'" CopyToPublishDirectory="PreserveNewest" />
    </ItemGroup>
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