1.6. Linux cgroup バージョン 2 について


OpenShift Dedicated は、クラスター内で Linux コントロールグループバージョン 2 (cgroup v2) を使用します。

cgroup v2 は、統一された階層、より安全なサブツリー委譲、Pressure Stall Information などの機能、強化されたリソース管理と分離など、cgroup v1 に比べていくつかの点で改善されています。ただし、cgroup v2 には、cgroup v1 とは異なる CPU、メモリー、および I/O 管理特性があります。したがって、一部のワークロードでは、cgroup v2 を実行するクラスター上のメモリーまたは CPU 使用率にわずかな違いが発生する可能性があります。

注記
  • cgroup ファイルシステムに依存するサードパーティーの監視およびセキュリティーエージェントを実行している場合は、エージェントを cgroup v2 をサポートするバージョンに更新します。
  • cgroup v2 を設定し、Pod とコンテナーを監視するスタンドアロンデーモンセットとして cAdvisor を実行している場合は、cAdvisor を v0.43.0 以降に更新します。
  • Java アプリケーションをデプロイする場合は、次のパッケージなど、cgroup v2 を完全にサポートするバージョンを使用してください。

    • OpenJDK/HotSpot: jdk8u372、11.0.16、15 以降
    • NodeJs 20.3.0 以降
    • IBM Semeru ランタイム: jdk8u345-b01、11.0.16.0、17.0.4.0、18.0.2.0 以降
    • IBM SDK Java Technology Edition バージョン (IBM Java): 8.0.7.15 以降
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