第3章 バグ修正
このセクションでは、OpenShift Sandboxed Containers 1.7 で修正されたバグを説明します。
3.1. パフォーマンスとスケーリング
リソース要求のアノテーションがシステムリソースと一致しない場合にピア Pod に問題が発生する
io.katacontainers.config.hypervisor.default_vcpus
アノテーションおよび io.katacontainers.config.hypervisor.default_memory
アノテーションの値は QEMU のセマンティクスに従いますが、ピア Pod には次の制限があります。
io.katacontainers.config.hypervisor.default_memory
を256
未満の値に設定すると、次のエラーが表示されます。Failed to create pod sandbox: rpc error: code = Unknown desc = CreateContainer failed: Memory specified in annotation io.katacontainers.config.hypervisor.default_memory is less than minimum required 256, please specify a larger value: unknown
-
io.katacontainers.config.hypervisor.default_memory
を256
に設定し、io.katacontainers.config.hypervisor.default_vcpus
を1
に設定すると、リストから最小のインスタンスタイプまたはインスタンスサイズが起動されます。 -
io.katacontainers.config.hypervisor.default_vcpus
を0
に設定すると、すべてのアノテーションが無視され、デフォルトのインスタンスが起動されます。
回避策: 柔軟な Pod 仮想マシンサイズを有効にするには、io.katacontainers.config.hypervisor.machine_type
を、config map で指定されたデフォルトの AWS インスタンスタイプまたは Azure インスタンスサイズに設定します。
Jira:KATA-2575、Jira:KATA-2578、Jira:KATA-2577