4.2. パフォーマンスとスケーリング


CPU がオフラインの場合、コンテナーの CPU リソース制限を増やせない

要求された CPU がオフラインの場合に、コンテナーの CPU リソース制限を使用して Pod で使用可能な CPU の数を増やすと失敗します。この機能が利用可能な場合は、oc rsh <pod> コマンドを実行して Pod にアクセスし、次に lscpu コマンドを実行することで、CPU リソースの問題を診断できます。

$ lscpu

出力例:

CPU(s):                                16
On-line CPU(s) list:             0-12,14,15
Off-line CPU(s) list:            13

オフライン CPU のリストは予測不可能で、実行ごとにリストが異なる可能性があります。

回避策: 次の例のように、Pod アノテーションを使用して追加の CPU をリクエストします。

metadata:
  annotations:
    io.katacontainers.config.hypervisor.default_vcpus: "16"

Jira:KATA-1376

sizeLimit を増やしても一時ボリュームは拡張されない

ボリュームサイズはデフォルトで、sandboxed container に割り当てられたメモリーの 50% であるため、Pod 仕様の sizeLimit パラメーターを使用して一時ボリュームを拡張できません。

回避策: ボリュームを再マウントしてサイズを変更します。たとえば、sandboxed container に割り当てられたメモリーが 6 GB で、一時ボリュームが /var/lib/containers にマウントされている場合、次のコマンドを実行して、このボリュームのサイズをデフォルトの 3 GB より大きくすることができます。

$ mount -o remount,size=4G /var/lib/containers

Jira:KATA-2579

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