第8章 クラスタリングと高可用性
クラスタを設定するための Web ベースの管理 UI である Luci は、以下の機能を含んで更新されました:
Red Hat Enterprise Linux 6.3 では、luci の認証セッションは、15 分以上動作がないと自動的にタイムアウトになります。この期間は、/etc/sysconfig/luci
ファイル内で who.auth_tkt_timeout
パラメータを修正することにより、設定することができます。BZ#733753
libqb パッケージは、ハイパフォーマンスクライアントサーバーの再利用可能な機能の提供を主な目的とするライブラリを装備しています。これらの機能としてハイパフォーマンスロギング、トレーシング、プロセス相互の通信、ポーリングなどがあります。このパッケージは pacemaker パッケージの依存関係として導入されており、Red Hat Enterprise Linux 6.3 では技術プレビューと見なされます。BZ#782240
新規に追加されたの libqb の依存関係のため、pacemaker は今回、冗長性の低いロギング機能を使用しますが、pacemaker のデバグとサポートの能力は維持します。BZ#782255
Rgmanager には、ノード間ロッキング用に Corosync の Closed Process Group (CPG) API の使用を有効にする機能が含まれています。この機能は Corosync の Redundant Ring Protocol (RRP) 機能が有効になると自動的に有効になります。Corosync の RRP 機能は全面的サポートの対象と考慮されていますが、他の高可用性アドオンと併用する時には、これは技術プレビューと見なされます。