3.2.3. 再起動ポリシーの拡張
再起動リカバリーポリシーが使用される場合、所定の時間内に実行できる再起動の回数についての最大しきい値を追加で指定できます。これを管理するパラメーターとしてサービス用に利用できる、max_restarts と restart_expire_time という 2 つのパラメーターがあります。
max_restarts パラメーターは、サービスの放棄およびクラスター内の別のホストへの再配置を行う前の再起動の最大回数を指定する整数です。
restart_expire_time パラメーターは、rgmanager に対して再起動イベントの存続期間を指示します。
これらの 2 つのパラメーターを一緒に使用すると、指定期間に許容される再起動の回数についてのスライディングウィンドウを作成できます。以下が例になります。
<service name="myservice" max_restarts="3" restart_expire_time="300" ...> ... </service>
上記のサービスの許容レベルは、5 分間に 3 回の再起動です。300 秒後に 4 回目のサービスの失敗が発生すると、rgmanager はサービスを再起動せず、代わりにサービスをクラスター内の他の使用可能なホストに再配置します。
注記
両方のパラメーターを一緒に指定する必要があります。どちらか一方のパラメーターの使用方法は単独では定義されません。