7.3. データセットの使用


本セクションでは、さまざまな永続ストアのさまざまなデータセット、その目的、使用されるストレージタイプ、およびそれが 信頼できるソース であるかどうかについて、さらに詳しく説明します。

3scale デプロイメントの状態は、すべて以下の DeploymentConfig オブジェクトとその PV のいずれかに保存されます。

名前説明

system-mysql

MySQL データベース (mysql-storage)

system-storage

ファイル用のボリューム

backend-redis

Redis データベース (backend-redis-storage)

system-redis

Redis データベース (system-redis-storage)

7.3.1. system-mysql の定義

system-mysql はリレーショナルデータベースで、3scale 管理コンソールのユーザー、アカウント、API、プランなどについての情報を保存します。

サービスに関連するこの情報のサブセットは、バックエンド コンポーネントと同期され、backend-redis に保存されます。system-mysql は、この情報の 信頼できるソース です。

7.3.2. system-storage の定義

注記

システム は、上記の静的ファイルをアップロードおよび読み込む複数の Pod により水平スケーリングすることができます。したがって、ReadWriteMany (RWX) PersistentVolume が必要です。

system-storage は、システム コンポーネントにより読み取り/書き込みされるファイルを保存します。

これは 2 つのカテゴリーに分類されます。

  • 実行時に システム コンポーネントが読み込む設定ファイル
  • デベロッパーポータルを作成する目的で、CMS 機能によってシステムにアップロードされる静的ファイル (たとえば、HTML、CSS、JS など)
注記

System は、上記の静的ファイルをアップロードおよび読み込む複数の Pod により水平スケーリングすることができます。したがって、ReadWriteMany (RWX) PersistentVolume が必要です。

7.3.3. backend-redis の定義

backend-redis には、バックエンド コンポーネントにより使用される複数のデータセットが含まれます。

  • Usages:これは Backend により集約された API 使用量についての情報です。これは、Backend による流量制限の決定と、System による解析情報の表示 (UI または API 経由) に使用されます。
  • Config:これはサービス、流量制限などに関する設定情報で、内部 API 経由で System から同期されます。これは、この情報の 信頼できるソース ではありませんが、Systemsystem-mysql は信頼できるソースです。
  • Queues:これは、ワーカープロセスで実行されるバックグラウンドジョブのキューです。これらは一時的なものであり、処理後に削除されます。

7.3.4. system-redis の定義

system-redis には、バックグラウンドで処理されるジョブのキューが含まれます。これらは一時的なものであり、処理後に削除されます。

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