1.15. must-gather コマンドによるトラブルシューティング


1.15.1. 症状: Multicluster Global Hub のエラー

Multicluster Global Hub ではさまざまなエラーが発生する可能性があります。Multicluster Global Hub の問題をトラブルシューティングするには、must-gather コマンドを実行できます。

1.15.2. 問題の解決: デバッグのために must-gather コマンドを実行する

must-gather コマンドを実行して詳細、ログを収集し、問題のデバッグ手順を実行します。このデバッグ情報は、サポートリクエストを開くときにも役立ちます。oc adm must-gather CLI コマンドは、問題のデバッグによく必要となる次のような情報をクラスターから収集します。

  • リソース定義
  • サービスログ

1.15.2.1. 前提条件

must-gather コマンドを実行するには、次の前提条件を満たす必要があります。

  • cluster-admin ロールを持つユーザーとして、グローバルハブおよびマネージドハブクラスターにアクセスします。
  • OpenShift Container Platform CLI (oc) がインストールされている。

1.15.2.2. must-gather コマンドの実行

must-gather コマンドを使用して情報を収集するには、次の手順を実行します。

  1. OpenShift Container Platform ドキュメントの クラスターに関するデータの収集 を読み、must-gather コマンドを学び、必要な前提条件をインストールします。
  2. グローバルハブクラスターにログインします。一般的な使用例では、グローバルハブクラスターにログインしているときに次のコマンドを実行します。

    oc adm must-gather --image=quay.io/stolostron/must-gather:SNAPSHOTNAME
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    マネージドハブクラスターを確認する場合は、それらのクラスターで must-gather コマンドを実行します。

  3. オプション: 結果を SOMENAME ディレクトリーに保存する場合は、前の手順で 1 つではなく次のコマンドを実行できます。

    oc adm must-gather --image=quay.io/stolostron/must-gather:SNAPSHOTNAME --dest-dir=<SOMENAME> ; tar -cvzf <SOMENAME>.tgz <SOMENAME>
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    ディレクトリーには別の名前を指定できます。

    注記: コマンドには、gzipped tarball ファイルを作成するために必要な追加が含まれます。

以下の情報は、must-gather コマンドから収集されます。

  • 2 つのピアレベル: cluster-scoped-resourcesnamespaces リソース。
  • それぞれに対するサブレベル: クラスタースコープおよび namespace スコープの両方のリソースに対するカスタムリソース定義の API グループ。
  • それぞれの次のレベル: 種類別にソートされた YAML ファイル。
  • グローバルハブクラスターの場合は、namespaces リソースの PostgresClusterKafka を確認できます。
  • グローバルハブクラスターの場合は、Multicluster Global Hub 関連の Pod と、namespaces リソースの Pod 内のログを確認できます。
  • マネージドハブクラスターの場合、Multicluster Global Hub エージェント Pod と namespaces リソースの Pod 内のログを確認できます。
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