1.7. アンインストール


Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes をアンインストールすると、カスタムリソースの削除完全な Operator のアンインストール の 2 つの異なるレベルが表示されます。アンインストールプロセスの完了に最長 20 分かかる可能性があります。

  • カスタムリソースの削除は、最も基本的なアンインストールの種類で、MultiClusterHub インスタンスのカスタムリソースを削除しますが、他の必要なコンポーネントが残されたままになります。このレベルのアンインストールは、同じ設定とコンポーネントを使用して再インストールする予定の場合に役立ちます。
  • 2 番目のレベルは、より完全なアンインストールで、カスタムリソース定義などのコンポーネントを除き、ほとんどの Operator コンポーネントを削除します。この手順を続行すると、カスタムリソースの削除で削除されていないコンポーネントおよびサブスクリプションがすべて削除されます。アンインストールが済むと、カスタムリソースの前に Operator を再インストールする必要があります。

1.7.1. 前提条件: 有効化されたサービスのデタッチ

Red Hat Advanced Cluster Management のハブクラスターをアンインストールする前に、ハブクラスターが管理するクラスターをすべてデタッチする必要があります。エラーを回避するには、ハブクラスターが管理しているクラスターをすべてデタッチし、再度アンインストールを試みます。

  • Discovery を使用する場合は、アンインストールの試行時に以下のエラーが発生することがあります。

    Cannot delete MultiClusterHub resource because DiscoveryConfig resource(s) exist

    Discovery を無効にするには、以下の手順を実行します。

    • コンソールから Discovered Clusters の表に移動して、Disable cluster discovery をクリックします。サービスの削除を確定します。
    • ターミナルを使用することもできます。以下のコマンドを実行して Disovery を無効にします。
    $ oc delete discoveryconfigs --all --all-namespaces
  • マネージドクラスターがアタッチされている場合には、以下のメッセージが表示される可能性があります。注記 これには、自己管理のハブクラスターである local-cluster は含まれません。*

    Cannot delete MultiClusterHub resource because ManagedCluster resource(s) exist

    クラスターのデタッチの詳細は、「クラスターの作成」でお使いのプロバイダーの情報を選択して、「マネージメントからのクラスターの削除」セクションを参照してください。

  • ベアメタルアセットが存在する場合は、以下が表示される場合があります。

    Cannot delete MultiClusterHub resource because BareMetalAssets resource(s) exist

    ベアメタルアセットの削除に関する詳細は、「ベアメタルアセットの削除」を参照してください。

  • 可観測性がある場合には、以下が表示される可能性があります。

    Cannot delete MultiClusterHub resource because MultiClusterObservability resource(s) exist
    • ターミナルを使用して MultiClusterObservability を無効にして削除するには、以下の手順を参照してください。

      1. ハブクラスターにログインします。
      2. 以下のコマンドを実行して MultiClusterObservability カスタムリソースを削除します。

        oc delete mco observability
    • コンソールを使用して MultiClusterObservability カスタムリソースを削除するには、以下の手順を参照してください。

      1. MultiClusterObservability カスタムリソースがインストールされている場合、MultiClusterObservability のタブを選択します。
      2. MultiClusterObservability カスタムリソースの Options メニューを選択します。
      3. Delete MultiClusterObservability を選択します。

        リソースを削除すると、Red Hat Advanced Cluster Management ハブクラスターの open-cluster-management-observability namespace の Pod と、全マネージドクラスターの open-cluster-management-addon-observability namespace の Pod が削除されます。

    注記: 可観測性サービスの削除によるオブジェクトストレージへの影響はありません。

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