1.3.4. デフォルトメトリクスの削除


特定のメトリクス用にデータを収集しない場合は、observability-metrics-custom-allowlist.yaml ファイルからメトリクスを削除できます。メトリクスを削除すると、メトリクスも削除されます。メトリクス名の先頭にハイフン - を指定して、デフォルトのメトリクスの名前を metrics_list.yaml パラメーターに追加できます。

デフォルトのメトリクスを削除するには、以下の手順を実行します。

  1. クラスターにログインします。
  2. mco observability が有効化されていることを確認します。status.conditions.message の メッセージが Observability components are deployed and running となっていることを確認します。以下のコマンドを実行します。

    oc get mco observability -o yaml
  3. observability-metrics-custom-allowlist.yaml ファイルで、メトリクス名の先頭にハイフン - を指定して metrics_list.yaml パラメーターにデフォルトメトリクスの名前を追加します。たとえば、- cluster_infrastructure_provider をメトリクス一覧に追加します。ConfigMap の YAML は、以下の内容のようになります。

    kind: ConfigMap
    apiVersion: v1
    metadata:
      name: observability-metrics-custom-allowlist
    data:
      metrics_list.yaml: |
        names:
          - node_memory_MemTotal_bytes
          - -cluster_infrastructure_provider
  4. 以下のコマンドを実行して、open-cluster-management-observability namespace に observability-metrics-custom-allowlist ConfigMap を作成します。

    oc apply -n open-cluster-management-observability -f observability-metrics-custom-allowlist.yaml
  5. Grafana ダッシュボードでメトリクスを表示して、デフォルトメトリクスがマネージドクラスターから収集されていないことを確認します。ハブクラスターから、Grafana ダッシュボード のリンクを選択します。
  6. Grafana 検索バーから、確認するメトリクスを入力します。デフォルトのメトリクスからデータが収集されなくなります。
  7. 更新されたメトリクスが Grafana ダッシュボードで使用されている場合には、ConfigMap からメトリクスを削除できます。ConfigMap での Grafana ダッシュボードの設計 を参照して、ダッシュボードを更新します。
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