1.23. マネージドクラスターでの Klusterlet アプリケーションマネージャーのトラブルシューティング
Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes をアップグレードすると、Red Hat OpenShift Container Platform マネージドクラスターバージョン 4.5 および 4.6 上の klusterlet-addon-appmgr
Pod が OOMKilled
になります。
1.23.1. 現象: マネージドクラスター上の Klusterlet アプリケーションマネージャー
Red Hat OpenShift Container Platform マネージドクラスターのバージョン 4.5 および 4.6 上の klusterlet-addon-appmgr
Pod で OOMKilled
のエラーが発生します。
1.23.2. 問題の解決: マネージドクラスター上の Klusterlet アプリケーションマネージャー
Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes 2.1.x および 2.2 の場合は、Pod のメモリー制限を手動で 8GB
に増やす必要があります。以下の手順を参照してください。
ハブクラスターで、
klusterletaddonconfig
にアノテーションを付けてレプリケーションを一時停止します。以下のコマンドを使用します。oc annotate klusterletaddonconfig -n ${CLUSTER_NAME} ${CLUSTER_NAME} klusterletaddonconfig-pause=true -- overwrite=true
ハブクラスターで、
klusterlet-addon-operator
をスケールダウンします。以下のコマンドを使用します。oc edit manifestwork ${CLUSTER_NAME}-klusterlet-addon-operator -n ${CLUSTER_NAME}
klusterlet-addon-operator
デプロイメントを探し、その仕様にreplicas: 0
を追加してスケールダウンします。- apiVersion: apps/v1 kind: Deployment metadata: labels: app: cluster1 name: klusterlet-addon-operator namespace: open-cluster-management-agent-addon spec: replicas: 0
マネージドクラスターでは、
open-cluster-management-agent-addon / klusterlet-addon-operator
Pod が終了します。マネージドクラスターにログインして、
appmgr
Pod のメモリー制限を手動で増やします。以下のコマンドを実行します。
% oc edit deployments -n open-cluster-management-agent-addon klusterlet-addon-appmgr
たとえば、制限が 5G の場合は、8G に増やします。
resources: limits: memory: 2Gi -> 8Gi requests: memory: 128Mi -> 256Mi