1.14. クラスターの削除後も namespace が残る
マネージドクラスターを削除すると、通常 namespace はクラスターの削除プロセスの一部として削除されます。まれに namespace は一部のアーティファクトが含まれた状態で残る場合があります。このような場合は、namespace を手動で削除する必要があります。
1.14.1. 現象: クラスターの削除後も namespace が残る
マネージドクラスターの削除後に namespace が削除されません。
1.14.2. 問題の解決: クラスターの削除後も namespace が残る
namespace を手作業で削除するには、以下の手順を実行します。
次のコマンドを実行して、<cluster_name> namespace に残っているリソースのリストを作成します。
oc api-resources --verbs=list --namespaced -o name | grep -E '^secrets|^serviceaccounts|^managedclusteraddons|^roles|^rolebindings|^manifestworks|^leases|^managedclusterinfo|^appliedmanifestworks'|^clusteroauths' | xargs -n 1 oc get --show-kind --ignore-not-found -n <cluster_name>
cluster_name
は、削除を試みたクラスターの namespace 名に置き換えます。以下のコマンドを入力してリストを編集し、ステータスが
Delete
ではないリストから特定したリソースを削除します。oc edit <resource_kind> <resource_name> -n <namespace>
resource_kind
は、リソースの種類に置き換えます。resource_name
は、リソース名に置き換えます。namespace
は、リソースの namespace に置き換えます。-
メタデータで
finalizer
属性の場所を特定します。 -
vi エディターの
dd
コマンドを使用して、Kubernetes 以外のファイナライザーを削除します。 -
:wq
コマンドを入力し、リストを保存してvi
エディターを終了します。 以下のコマンドを入力して namespace を削除します。
oc delete ns <cluster-name>
cluster-name
を、削除する namespace の名前に置き換えます。