3.5.4. アドレスおよびキューの管理
アドレスはメッセージングエンドポイントを表します。設定内で、通常のアドレスには一意の名前が指定されます。
キューがアドレスに関連付けられます。アドレスごとに複数のキューが存在する場合があります。受信メッセージがアドレスにマッチすると、設定されたルーティングタイプに応じて、メッセージは 1 つ以上のキューに送信されます。キューは、自動作成および削除ができるように設定できます。
3.5.4.1. アドレスの作成
一般的なアドレスには、一意の名前、ゼロ以上のキュー、およびルーティングタイプが指定されます。
ルーティングタイプは、アドレスに関連付けられたキューへメッセージが送信される方法を決定します。アドレスは、2 つの異なるルーティングタイプで設定できます。
メッセージをルーティング先とルーティングする場合 | このルーティングタイプを使用する... |
ポイントツーポイント方式で、一致するアドレス内の単一キュー。 | anycast |
パブリッシュ/サブスクライブ方式で、一致するアドレス内のすべてのキュー。 | マルチキャスト |
アドレスおよびキューを作成および設定し、使用されていない場合はそれらを削除できます。
手順
- 左側のメニューで Artemis をクリックします。
- フォルダーツリーで アドレス をクリックします。
メインペインで、Create address タブをクリックします。
図に示すように、アドレスを作成するページが表示されます。
図3.6 Create Address ページ
以下のフィールドに入力します。
Address name
- アドレスのルーティング名。
Routing type
以下のオプションのいずれかを選択します。
-
マルチキャスト
:アドレスに送信されたメッセージは、パブリッシュサブスクライブ方式ですべてのサブスクライバーに配信されます。 -
エニーキャスト
:このアドレスに送信されたメッセージは、ポイントツーポイントでサブスクライバー 1 つのみに配信されます。 Both
:アドレスごとに複数のルーティングタイプを定義できます。通常、これによりアンチパターンが発生するため、推奨されません。注記アドレスが両方のルーティングタイプを使用し、クライアントがどちらにも優先していない場合、ブローカーはデフォルトで
anycast
ルーティングタイプに設定されます。1 つの例外は、クライアントが MQTT プロトコルを使用する場合です。この場合、デフォルトのルーティングタイプはmulticast
です。
-
- Create Address をクリックします。