第1章 概要


AMQ Python は、メッセージングアプリケーションを開発するためのライブラリーです。AMQP メッセージを送受信する Python アプリケーションを作成できます。

AMQ Python は、複数の言語やプラットフォームをサポートするメッセージングライブラリースイートである AMQ Clients の一部です。クライアントの概要は、「AMQ Clients Overview」を参照してください。本リリースに関する詳細は、『AMQ Clients 2.10 Release Notes』を参照してください。

AMQ Python は、Apache Qpid の Proton API をベースとしています。詳細な API ドキュメントは、「AMQ Python API リファレンス」を参照してください。

1.1. 主な特長

  • 既存のアプリケーションとの統合を簡素化するイベント駆動型の API
  • セキュアな通信用の SSL/TLS
  • 柔軟な SASL 認証
  • 自動再接続およびフェイルオーバー
  • AMQP と言語ネイティブデータ型間のシームレスな変換
  • AMQP 1.0 のすべての機能と機能へのアクセス
  • OpenTracing 標準(RHEL 7 および 8) に基づいた分散トレーシング機能

    重要

    AMQ Clients での分散トレーシングはテクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビューの機能は、Red Hat の実稼働環境のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat では、これらについて実稼働環境での使用を推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストやフィードバックの提供を可能にするために提供されます。Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、https://access.redhat.com/ja/support/offerings/techpreview を参照してください。

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