10.4.3. JSON ファイルとしての vhost ポリシーの作成
ルーター設定ファイルを使用する代わりに、JSON ファイルで vhost ポリシーを設定できます。同じ vhost 設定を共有する必要がある複数のルーターがある場合には、各ルーターがアクセスできる場所に vhost 設定 JSON ファイルを配置することができ、これらの JSON ファイルで定義されている vhost ポリシーを適用するようにルーターを設定することができます。
前提条件
- ルーターに対して vhost ポリシーを有効にする必要があります。詳細は、「vhost ポリシーの有効化」 を参照してください。
手順
/etc/qpid-dispatch/qdrouterd.conf
設定ファイルで、vhost ポリシー定義 JSON ファイルを保存するディレクトリーを指定します。policy { ... policyDir: /etc/qpid-dispatch-policies }
policyDir
- JSON 形式の vhost ポリシー定義ファイルを保持するディレクトリーへの絶対パス。ルーターは、このディレクトリーにある各 JSON ファイルで、すべての vhost ポリシーを処理します。
vhost ポリシー定義ディレクトリーで、各 vhost ポリシーに JSON ファイルを作成します。
例10.1 vhost ポリシー定義 JSON ファイル
[ ["vhost", { "hostname": "example.com", "maxConnections": 10000, "maxConnectionsPerUser": 100, "maxConnectionsPerHost": 100, "allowUnknownUser": true, "groups": { "admin": { "users": ["admin1", "admin2"], "remoteHosts": ["127.0.0.1", "::1"], "sources": "*", "targets": "*" }, "developers": { "users": ["dev1", "dev2", "dev3"], "remoteHosts": "*", "sources": ["myqueue1", "myqueue2"], "targets": ["myqueue1", "myqueue2"] }, "$default": { "remoteHosts": "*", "allowDynamicSource": true, "sources": ["myqueue1", "myqueue2"], "targets": ["myqueue1", "myqueue2"] } } }] ]
これらの属性についての詳細は、「vhost ポリシーの作成」 を参照してください。