9.3. 発信接続のセキュリティー保護


外部 AMQP コンテナー (メッセージブローカーなど) への接続を作成するようにルーターが設定されている場合、以下の方法を使用して接続をセキュリティー保護することができます。

9.3.1. 一方向 SSL/TLS 認証を使用した接続

一方向 SSL/TLS を使用して、外部 AMQP コンテナー (ブローカーなど) に接続できます。この方法では、ルーターは外部 AMQP コンテナーのサーバー証明書を検証し、そのアイデンティティーを検証します。

手順

  1. /etc/qpid-dispatch/qdrouterd.conf 設定ファイルを開きます。
  2. 外部 AMQP コンテナーのアイデンティティーの検証に使用できる証明書を定義する sslProfile が含まれていない場合は、これを追加します。

    sslProfile {
        name: broker-tls
        caCertFile: /etc/qpid-dispatch-certs/ca.crt
        ...
    }
    name
    この sslProfile の参照に使用できる一意の名前。
    caCertFile
    外部 AMQP コンテナーのアイデンティティーの検証に使用される CA 証明書への絶対パス。
  3. SSL/TLS を使用して、SSL ハンドシェイク中にブローカーによって受信されたサーバー証明書を検証するために、この接続で connector を設定します。

    この例では、connector をブローカーに設定します。ルーターはブローカーに接続すると、broker-tls sslProfile に定義された CA 証明書を使用して、ブローカーから受け取ったサーバー証明書を検証します。

    connector {
        host: 192.0.2.1
        port: 5672
        role: route-container
        sslProfile: broker-tls
        ...
    }
    sslProfile
    外部 AMQP コンテナーのアイデンティティーの検証に使用する証明書を定義する sslProfile の名前。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.