9.2. Ansible Automation Platform パッチリリース 2025 年 11 月 19 日


このリリースには、次のコンポーネントとバージョンが含まれています。

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リリース日コンポーネントのバージョン

2025 年 11 月 19 日

  • Automation controller 4.7.5
  • Automation hub 4.11.3
  • Event-Driven Ansible 1.2.2
  • コンテナーベースのインストーラー Ansible Automation Platform (バンドル) 2.6-3
  • コンテナーベースのインストーラー Ansible Automation Platform (オンライン) 2.6-3
  • Receptor 1.6.2
  • RPM ベースのインストーラー Ansible Automation Platform (バンドル) 2.6-3
  • RPM ベースのインストーラー Ansible Automation Platform (オンライン) 2.6-3

このリリースの CSV バージョン:

  • 名前空間: aap-operator.v2.6.0-0.1763137334
  • クラスター: aap-operator.v2.6.0-0.1763137355

9.2.1. CVE

この更新により、次の CVE が解決されました。

  • CVE-2025-9909 automation-gateway: ゲートウェイでの不適切なパス検証により、認証情報の流出が発生する可能性があります。(AAP-53584)
  • CVE-2025-59530 receptor: 本来より早すぎるタイミングで送られた HANDSHAKE_DONE フレームが原因で quic-go クラッシュします。(AAP-55973)

9.2.2. Ansible Automation Platform

9.2.2.1. 機能

  • Event-Driven Ansible がゲートウェイに CA 証明書を追加できるようにし、Envoy がそれを使用して mTLS EventStreams の証明書ベースの認可を行えるようにします。(AAP-56770)

9.2.2.2. 機能拡張

  • Red Hat Ansible Lightspeed セクションが左側のナビゲーションバーから削除されました。(AAP-53006)
  • fallback- オーセンティケーター機能が追加されました。これにより、ユーザーはローカル認証が失敗した場合にカスタムロジックを実行するために fallback_authentication を設定できます。

    • 既存のすべてのローカルオーセンティケーターと初期インストール時に作成された認証システムをコントローラーの認証情報にフォールバックするように設定します。
    • コントローラー認可にフォールバックする必要がなくなった場合にプリセットをクリアする機能です。(AAP-56919)
  • Ansible Lightspeed インテリジェントアシスタントは、サードパーティーの大規模言語モデル (LLM) プロバイダーのサポートを拡張し、OpenAI と Microsoft Azure が含まれるようになりました。サードパーティーの LLM サポートは、OpenShift Container Platform operator インストールとコンテナー化されたインストールの両方で利用できます。

9.2.2.3. バグ修正

  • /role_definitions/ および関連エンドポイントへの GET リクエストの応答時間における重大なパフォーマンスリグレッションを修正しました。(AAP-56868)
  • Ansible Automation Platform 2.5 でコントローラーレガシー認証を使用して存在していたが、一度もログインしたことがないユーザーが、Ansible Automation Platform 2.6 でコントローラーによる認証を試行できず、使用できない状態のままになる問題を修正しました。(AAP-56388)
  • True に設定するとスーパーユーザーのステータスがプラットフォームゲートウェイから他のコンポーネントに同期されるが、False に設定すると同期されず、すべてのケースで他のコンポーネントから管理者特権が削除されないという問題を修正しました。(AAP-56296)
  • プラットフォーム監査人がすべてのプラットフォームレベルの設定を表示できない問題を修正しました。(AAP-55608)
  • 組織ロールを選択しても認証マッピングフォームの Team の入力フィールドが非表示にならない問題を修正しました。(AAP-55602)
  • ワークフロービジュアライザー CSS の高さが正しく表示されない問題を修正しました。(AAP-55164)
  • 複数の属性を持つ and 条件を使用する際の問題を修正しました。以前は、認証マップは欠落している属性を無視して処理されていましたが、現在は、すべての属性が存在し、かつ条件が満たされている場合にのみ適用されるようになりました。(AAP-53612)
  • LOGIN_REDIRECT_OVERRIDE がバイパス URL を許可しない問題を修正しました。LOGIN_REDIRECT_OVERRIDE 設定が誤っている場合にそれをバイパスするためのログインページが /login に追加されました。(AAP-53471)
  • サブスクリプション使用状況チャートが常に最大の高さで表示されない問題を修正しました。(AAP-52218)
  • コロンを含む survey の質問の選択肢をすべて表示できない問題を修正しました。(AAP-50290)
  • workers offline の状態でアクティベーションを再起動しようとしたときに警告メッセージが表示されない問題を修正しました。(AAP-24009)
  • 特殊文字を使用してプラットフォームリソースをフィルタリングする機能が期待どおりに動作しない問題を修正しました。(AAP-52360)
  • Jobs タブでドメインフィルターを適用し、Projects セクションに移動して複数のテンプレートを持つプロジェクトを選択した場合に、システムがドメインでフィルタリングされたジョブテンプレートのみを表示し、他のテンプレートを非表示にし、誤解を招くメッセージを表示する問題を修正しました。(AAP-48031)
  • jobs ページに表示制限フィルターがなかった問題を修正しました。(AAP-45218)
  • プラットフォームゲートウェイ設定の Login redirect override フィールドにおけるフォーム検証の問題を修正しました。(AAP-40517)
  • 実行環境の削除に関する警告を修正しました。(AAP-55135)

9.2.3. Red Hat Ansible Lightspeed

9.2.3.1. 機能

  • サードパーティーのモデルプロバイダー OpenAI のサポートが追加されました。(AAP-58291)
  • サードパーティーモデルプロバイダー Azure のサポートが追加されました。(AAP-58290)

9.2.3.2. 機能拡張

  • Lightspeed Core Stack を 0.3.0 にアップグレードしました。(AAP-55681)
  • ALIA サポート lightspeed-stack 0.3.0 および llama-stack 0.2.22 を追加しました。(AAP-58136)
  • Ansible Lightspeed インテリジェントアシスタントを Lightspeed-core 0.3.0 にアップグレードしました。(AAP-56629)
  • Azure プロバイダーの ALIA サポートが追加されました。(AAP-56511)
  • OpenAI プロバイダーの ALIA サポートを追加しました。(AAP-56509)
  • llama-stack 0.2.22 をサポートするために必要な変更を加えました。(AAP-58361)

9.2.3.3. バグ修正

  • granite-3.3-8b を使用した Ansible Automation Platform 2.6 での処理が不適切だったため、Red Hat Ansible Lightspeed アシスタントが自然言語の回答ではなく生の tool_call JSON を返す問題を修正しました。この問題により、内部の詳細が公開され、ユーザーエクスペリエンスが損なわれていました。(AAP-57513)
  • 1 つ前のメッセージで thumbs up/thumbs down をクリックした場合に、チャット履歴の一番下までスクロールしてしまう問題を修正しました。(AAP-58438)
  • chatbot-api のアップグレード中に、PVC が削除されるまで新しいものが保留状態のままになる問題を修正しました。(AAP-57376)

9.2.3.4. 既知の問題

  • Ansible Lightspeed インテリジェントアシスタントのデプロイメントで IBM Granite 3.3 AI モデルシリーズを使用している場合、チャット応答の受信に約 1 分の遅延が発生する可能性があります。回避策として、チャットセッションを再起動してください。(AAP-58186)

9.2.4. Automation Controller

9.2.4.1. 機能

  • Receptor コレクションのバージョンが 2.0.6 に更新され、ansible-core 2.19 との互換性が確保されました。(AAP-42617)

9.2.4.2. バグ修正

  • 移行時に users フィールドが含まれていないチームマッパーがサポートされない問題が修正されました。(AAP-56395)
  • 同じ組織内に名前が重複するジョブテンプレートまたはプロジェクトがある場合に、0200_template_name_constraint.py の次の移行エラーを修正しました。(AAP-56222)

エラーメッセージ

django.db.utils.ProgrammingError: column main_unifiedjobtemplate.org_unique does not exist
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  • 一部のエッジケースで JSON がワーカーストリームからの行を解析できず、Expecting value: line 1 column 1 (char 0) Line with invalid JSON data: b エラーが発生する問題を修正しました。この問題に対処するために、Automation Controller の receptorctl の固定バージョンを更新しました。これは Tower 4.7 に影響します。(AAP-58412)
  • 一部のエッジケースで JSON がワーカーストリームからの行を解析できず、Expecting value: line 1 column 1 (char 0) Line with invalid JSON data: b エラーが発生する問題を修正しました。この問題に対処するために、Automation Controller の receptorctl の固定バージョンを更新しました。これは Tower 4.6 に影響します。(AAP-58415)
  • ログのストリーミングが中止された場合に適切なエラーメッセージが表示されない問題を修正しました。この問題を解決するには、ansble-runner を 2.4.2 に更新してください。(AAP-58390)
  • python3.9 がデフォルトでインストールされていない fapolicyd 対応システムでジョブが失敗する問題を修正しました。この問題に対処するために、automation-controller-fapolicyd を python3.9 から python3.11 に更新します。(AAP-55790)

9.2.5. Automation Hub

9.2.5.1. バグ修正

  • 移行前にグループへグローバルにロールが割り当てられている場合に、アップグレード時の移行処理で発生する、コンテンツタイプの不一致 (AttributeError または ValueError) を修正しました。(AAP-58299)

9.2.6. コンテナーベースの Ansible Automation Platform

9.2.6.1. 機能拡張

  • ALIA サポート lightspeed-stack 0.3.0 および llama-stack 0.2.22 を追加しました。(AAP-58295)
  • Azure プロバイダーの ALIA サポートが追加されました。(AAP-58206)
  • OpenAI プロバイダーの ALIA サポートを追加しました。(AAP-58197)

9.2.6.2. バグ修正

  • 外部データベースと管理者認証情報を使用する場合の PostgreSQL 17 との互換性の問題を修正しました。(AAP-57431)
  • 最新の Ansible Automation Platform バージョンに関するチャットボットの応答に関する問題を修正しました。(AAP-57385)
  • バンドルデプロイメントを使用する場合の Red Hat Ansible Lightspeed ノード上の監視イメージに関する問題を修正しました。(AAP-57167)

9.2.7. RPM ベースの Ansible Automation Platform

9.2.7.1. 機能拡張

Event-Driven Ansible イベントストリーム mTLS 設定がインストーラーに追加されました。(AAP-46070)

9.2.7.2. バグ修正

  • インベントリーに Automation Hub ノードがない場合に実行環境イメージのアップロード中にインストーラーが失敗する問題を修正しました。(AAP-56892)
  • 不要なログ出力に関する問題を修正しました。/var/log/ansible-automation-platform/gateway 内のプラットフォームゲートウェイのログ構造がリファクタリングされ、各コンポーネントのログがより明確に分離されるようになりました。

    • control-plane-supervisor.log ← コントロールプレーンに関する supervisorctl からのメッセージ (新規)
    • control-plane.log ← コントロールプレーンの Django ログ (新規、gateway.log から抽出)
    • gateway.log ← ゲートウェイの Django ログ (既存、項目は削除済み)
    • uwsgi.log ← {Gateeway} の UWSGI ログ (新規、gateeay.log から抽出)
    • envoy.log ← プロキシーログ (既存、変更なし)。(AAP-30549)

9.2.8. Event-Driven Ansible

9.2.8.1. 機能

  • mTLS イベントストリームをサポートするための機能が強化されました。(AAP-57375)
  • ルートオブジェクトに ca_certificates モジュールと enable_mtls 属性を追加しました。(AAP-48345)
  • mTLS イベントストリームの認証情報タイプを追加しました。(AAP-46054)

9.2.8.2. 機能拡張

  • Event-Driven Ansible イベントストリーム mTLS 設定がインストーラーに追加されました。(AAP-57434)

9.2.9. Receptor

9.2.9.1. 機能

  • ワーカーストリームからの行を解析するときに JSON が失敗する可能性があるエッジケースに対処します。また、go の依存関係のバージョンが上がり、その他の小さな機能変更も行われます。(AAP-57253)
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