12.6. プロジェクトの検証
署名された Ansible プロジェクトが変更されていないことを確認するには、ansible-sign を使用して、署名が有効かどうか、またファイルのチェックサムがチェックサムマニフェストに記載されている内容と一致しているかどうかを確認できます。
ansible-sign project gpg-verify コマンドを使用すると、これらの条件の両方を自動的に検証できます。
ansible-sign project gpg-verify .
$ ansible-sign project gpg-verify .
[OK ] GPG signature verification succeeded.
[OK ] Checksum validation succeeded.
デフォルトでは、ansible-sign はデフォルトの GPG キーリングを使用して、一致する公開鍵を探します。--keyring オプションを使用してキーリングファイルを指定することも、--gnugpg-home オプションを使用して別の GPG ホームを指定することもできます。
何らかの理由で検証が失敗した場合は、原因のデバッグに役立つ情報が表示されます。使用したコマンドの ansible-sign の直後にグローバルの --debug フラグを渡すことで、追加の冗長性を有効にできます。
GPG 認証情報がプロジェクトで使用されると、今後のプロジェクトの同期時にコンテンツの検証が自動的に行われます。