1.3. イベントテンプレートのカスタマイズ


Cryostat インスタンスのカスタムリソース (CR) の eventTemplates プロパティーを設定して、複数のカスタムテンプレートを含めることができます。イベントテンプレートは、JDK Flight Recording (JFR) のイベントレコーディング基準の概要を示しています。関連するイベントテンプレートを使用して JFR を設定できます。

デフォルトでは、Cryostat Operator にはいくつかの事前設定されたイベントテンプレートが含まれています。これらの事前設定されたイベントテンプレートはニーズを満たさない可能性があるため、Cryostat Operator を使用して Cryostat インスタンスのカスタムイベントテンプレートを生成し、簡単に取得できるようにこれらのテンプレートを ConfigMaps に保存します。

次の方法でカスタムイベントテンプレートを生成できます。

  • Red Hat OpenShift Web コンソールを使用して、イベントテンプレートをカスタムリソースにアップロードします。
  • Red Hat OpenShift Web コンソールで Cryostat カスタムリソースの YAML ファイルを編集します。

カスタムイベントテンプレートを ConfigMap に保存した後、このカスタムイベントテンプレートを使用して新しい Cryostat インスタンスをデプロイできます。次に、JFR でカスタムイベントテンプレートを使用して、ニーズを満たすように Java アプリケーションを監視できます。

前提条件

  • Red Hat OpenShift Web コンソールを使用して OpenShift Container Platform にログインしている。
  • Cryostat Web コンソールにログインしている。

手順

  1. デフォルトのイベントテンプレートをダウンロードするには、Cryostat Web コンソールに移動し、Events メニューから Downloads をクリックします。

    注記

    イベントテンプレートは XML 形式で、ファイル名拡張子は .jfc です。

  2. オプション: カスタムイベントテンプレートが必要な場合は、テキストエディターまたは XML エディターを使用して、ダウンロードしたデフォルトのイベントテンプレートを編集し、ニーズに合わせてテンプレートを設定します。
  3. CLI で oc login コマンドを入力して、Red Hat OpenShift Web コンソールにログインします。
  4. CLI で次のコマンドを入力して、イベントテンプレートから ConfigMap リソースを作成します。Cryostat アプリケーションをデプロイするパスでコマンドを実行する必要があります。このリソースを使用して、Cryostat インスタンスを実行するクラスター内にあるイベントテンプレートファイルを保存できます。

    CLI を使用して ConfigMap リソースを作成する例

    $ oc create configmap <template_name> --from-file=<path_to_custom_event_template>

  5. Cryostat インスタンスの作成を開始する場合は、次の手順を実行します。

    1. Red Hat OpenShift Web コンソールで、Operators > Installed Operators の順にクリックします。
    2. 使用可能な Operator のリストから、Red Hat build of Cryostat を選択します。
    3. Operator details ページで、Details タブをクリックします。
    4. Provided APIs セクションで Cryostat を選択し、Create instance をクリックします。
  6. Create Cryostat パネルで、XML 形式のイベントテンプレートをリソースにアップロードするには、次のいずれかのオプションを選択します。

    1. Form ビューを使用する場合は、以下を実行します。

      1. Form view ラジオボタンをクリックします。
      2. Cryostat インスタンスの Event Templates セクションに移動します。
      3. Event Templates メニューから、Add Event Template をクリックします。Red Hat OpenShift コンソールで Event Templates セクションが開きます。
      4. Config Map Name ドロップダウンリストから、イベントテンプレートを含む ConfigMap リソースを選択します。

        図1.3 Cryostat インスタンスのイベントテンプレートオプション

        Cryostat インスタンスのイベントテンプレートオプション
      5. Filename フィールドに、ConfigMap に含まれている .jfc ファイルの名前を入力します。
    2. YAML ビューを使用する場合は、以下を実行します。

      1. YAML view のラジオボタンをクリックします。
      2. eventTemplates プロパティーにカスタムイベントテンプレートを指定します。これは、Cryostat Operator が ConfigMap を指し示すようにするプロパティーで、これにより、Operator はイベントテンプレートを読み取ることができます。

        eventTemplates プロパティーにカスタムイベントテンプレートを指定する例

        --
        apiVersion: operator.cryostat.io/v1beta2
        kind: Cryostat
        metadata:
          name: cryostat-sample
        spec:
          eventTemplates:
          - configMapName: custom-template1
            filename: my-template1.jfc
          - configMapName: custom-template2
            filename: my-template2.jfc
        --

        重要

        configMapName ドロップダウンリストから、Cryostat または Cluster Cryostat インスタンスに関連付けられている ConfigMap の名前を選択する必要があります。さらに、filename フィールドに ConfigMap に関連付けられたキーを指定する必要があります。

  7. この Cryostat インスタンスのカスタムリソース (CR) で他のプロパティーを設定する場合は、これらのプロパティーの詳細は、このドキュメントの他のセクションを参照してください。
  8. この Cryostat インスタンスの作成を終了する場合は、Create をクリックします。

Create をクリックすると、この Cryostat インスタンスは Operator details ページの Cryostat タブで利用できます。その後、Operator details ページでインスタンス名をクリックし、Actions ドロップダウンメニューから Edit Cryostat を選択すると、Cryostat インスタンスの CR プロパティーを編集できます。

Cryostat Operator は、カスタムイベントテンプレートを XML ファイルとして Cryostat アプリケーションに提供できるようになりました。Cryostat Web コンソールで、カスタムイベントテンプレートがデフォルトイベントテンプレートと一緒に開きます。

検証

  1. Cryostat Web コンソールで、メニューから Events をクリックします。Web コンソールで Authentication Required ウィンドウが開いた場合は、認証情報を入力して Save をクリックします。
  2. Event Templates タブで、使用可能なイベントテンプレートのリストにカスタムイベントテンプレートが表示されるかどうかを確認します。

    図1.4 Event Templates タブにリストされているカスタムイベントテンプレートの例

    Event Templates タブにリストされているカスタムイベントテンプレートの例
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