5.2. Red Hat JBoss Enterprise Application Platform アプリケーションの移行
5.2.1. Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 8.x
アプリケーションに、Red Hat build of Keycloak やその他の OpenID プロバイダーと統合するための追加の依存関係が不要になりました。
代わりに、JBoss EAP のネイティブ OpenID Connect クライアントからの OpenID Connect サポートを利用できます。詳細は、JBoss EAP での OpenID Connect を参照してください。
JBoss EAP のネイティブアダプターは、Red Hat build of Keycloak のアダプター JSON 設定によく似た設定スキーマに依存します。たとえば、keycloak.json
設定ファイルを使用したデプロイメントは、JBoss EAP の次の設定にマッピングできます。
{ "realm": "quickstart", "auth-server-url": "http://localhost:8180", "ssl-required": "external", "resource": "jakarta-servlet-authz-client", "credentials": { "secret": "secret" } }
JBoss EAP のネイティブアダプターを使用して Jakarta ベースのアプリケーションを Red Hat build of Keycloak と統合する例については、Red Hat build of Keycloak クイックスタートリポジトリーにある次の例を参照してください。
JBoss EAP のネイティブ OpenID Connect クライアントに移行することを強く推奨します。これは JBoss EAP 8 以降にデプロイされた Jakarta アプリケーションに最適です。
5.2.2. Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.x
Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.x は、フルサポートの終了に近づいているため、Red Hat build of Keycloak ではサポートされません。Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.x にデプロイされた既存のアプリケーションについては、メンテナンスサポート対象のアダプターが Red Hat Single Sign-On 7.6 を通じて利用可能です。
Red Hat Single Sign-On 7.6 アダプターは、Red Hat build of Keycloak 24.0 サーバーと組み合わせて使用することがサポートされています。
5.2.3. Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 6.x
Red Hat JBoss Enterprise Application Platform JBoss EAP 6.x はメンテナンスサポートの終了に達したため、今後は Red Hat Single Sign-On 7.6 でも Red Hat build of Keycloak でもサポートされません。