2.6. Red Hat build of Keycloak サーバーの起動
Red Hat Single Sign-On 7.6 ディストリビューションと Red Hat build of Keycloak ディストリビューションの起動の違いは、実行されるスクリプトにあります。これらのスクリプトは、サーバーディストリビューションの /bin
フォルダーにあります。
2.6.1. 開発モードでのサーバーの起動
プロパティーの指定を気にせずに Red Hat build of Keycloak を試すには、以下の表の説明に従って開発モードでディストリビューションを起動できます。ただし、このモードは開発専用であり、実稼働環境では使用しないでください。
Red Hat build of Keycloak | Red Hat Single Sign-On 7.6 |
---|---|
./kc.sh start-dev | ./standalone.sh |
開発モードは実稼働環境では使用しないでください。
2.6.2. 実稼働モードでのサーバーの起動
Red Hat build of Keycloak には、実稼働用の専用の起動モード ./kc.sh start
があります。start-dev
で実行する場合の違いは、デフォルトの設定値が異なることです。デフォルトでセキュリティー保護された厳密な設定セットアップが自動的に使用されます。実稼働モードでは、HTTP が無効になり、明示的な TLS とホスト名の設定が必要です。