第12章 組織の管理


お客様やビジネスパートナーなどのサードパーティーと統合する際、それらのアイデンティティーを他と分けて管理し、レルムとやり取りする際にビジネスエコシステム全体で統一されたセキュアな体験を構築したいと考えるかもしれません。

レルムでは、組織 がこれらのサードパーティーの代表となるため、レルムまたは組織の管理者は、そのメンバーのライフサイクル全体と、メンバーがレルムに対して認証および認可する方法を組織ごとに管理できます。

この組織は、Red Hat build of Keycloak の IAM 機能を使い始め、Business-to-Business (B2B) ユースケースにも対応するためのエントリーポイントになります。1 つのレルム内でのマルチテナンシーが可能になり、ユーザーは保護されたリソースにレルムからアクセスできますが、所属する組織というより制限かつ管理されたコンテキスト内でのアクセスに限定されます。

Red Hat build of Keycloak Organizations は、Red Hat build of Keycloak で組織のサポートを有効にする機能です。現時点では、次のような組織の管理に必要なコア機能がいくつか提供されています。

  • メンバーの管理
  • 招待リンクを使用した組織メンバーのオンボード
  • Identity Brokering を介したアイデンティティーのフェデレーションによる組織メンバーのオンボード
  • 組織のスコープ内で認証する場合の、identity-first ログインと組織固有の手順
  • 認可目的のトークンを通じた組織固有のクレームのアプリケーションへの伝播

12.1. Red Hat build of Keycloak で組織を有効にする

組織を使用するには、現在のレルムに対して機能を有効にする必要があります。

手順

  1. メニューで Realm Settings をクリックします。
  2. OrganizationsOn に切り替えます。
  3. Save をクリックします。

組織の有効化

Enabling Organizations

この機能を有効にすると、メニューから利用できる Organizations セクションを通じて組織を管理できます。

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