第3章 クラスターのトラブルシューティング
MicroShift クラスターのトラブルシューティングを開始するには、まずクラスターのステータスにアクセスします。
3.1. クラスターのステータスの確認
簡単なコマンドを実行することで、MicroShift クラスターのステータスを確認したり、アクティブな Pod を確認したりできます。次の手順では、クラスターのステータスを確認するために使用できる 3 つのコマンドを示します。必要に応じて 1 つ、2 つ、またはすべてのコマンドを実行し、クラスターのトラブルシューティングに必要な情報を取得できます。
手順
次のコマンドを実行すると、クラスターのステータスが返され、システムのステータスを確認できます。
$ sudo systemctl status microshift
MicroShift の起動に失敗した場合、このコマンドは前回の実行時のログを返します。
オプション: 次のコマンドを実行してログを表示できます。
$ sudo journalctl -u microshift
systemd
ジャーナルサービスのデフォルト設定では、データは揮発性ディレクトリーに保存されます。システムの再起動後もシステムログを保持するには、ログの保持を有効にし、最大ジャーナルデータサイズの制限を設定します。
オプション: MicroShift が実行中の場合は、次のコマンドを入力してアクティブな Pod を表示できます。
$ oc get pods -A