第1章 ロギング設定
Red Hat build of Quarkus でのロギング API の使用、ロギング出力の設定、他のロギング API からの出力を統合するためのロギングアダプターの使用を説明します。
Quarkus は、アプリケーションおよびフレームワークログの公開に、JBoss Log Manager ロギングバックエンドを使用します。Quarkus は、JBoss Log Manager とシームレスに統合された、JBoss Logging API およびその他の複数のロギング API をサポートします。以下の API のいずれかを使用できます。
1.1. JBoss Logging を使用するアプリケーションロギング
JBoss Logging API を使用する場合、アプリケーションに追加の依存関係は必要ありません。依存関係は Red Hat build of Quarkus によって自動的に提供されます。
JBoss Logging API を使用してメッセージをログに記録する例:
import org.jboss.logging.Logger; import jakarta.ws.rs.GET; import jakarta.ws.rs.Path; import jakarta.ws.rs.Produces; import jakarta.ws.rs.core.MediaType; @Path("/hello") public class ExampleResource { private static final Logger LOG = Logger.getLogger(ExampleResource.class); @GET @Produces(MediaType.TEXT_PLAIN) public String hello() { LOG.info("Hello"); return "hello"; } }
JBoss Logging は、ログメッセージを JBoss Log Manager に直接ルーティングしますが、別のロギング API に依存するライブラリーがある可能性もあります。その場合、ロギングアダプター を使用して、ログメッセージも JBoss Log Manager にルーティングされるようにする必要があります。