第1章 概要
ブロックは、512 バイトのデータブロックなどの一連のバイトです。以下のような回転メディアを使用してデータを保存する最も一般的な方法として、ブロックベースのストレージインターフェイスが挙げられます。
- <hard_disk>
- cds
- フロッピーディスク
- 従来の 9 トラッキングテープにも関わっています。
ブロックデバイスインターフェイスは偏在するので、Red Hat Ceph Storage などのマーシャルデータストレージシステムの操作には仮想ブロックデバイスが理想的です。
Reliable Autonomic Distributed Object Store(RADOS)ブロックデバイス(RBD)とも呼ばれる Ceph ブロックデバイスは、シンプロビジョニングされ、分散可能で、Ceph Storage クラスターの複数の Object Storage Device(OSD)でデータのストライプ化されて保存されます。Ceph ブロックデバイスは、以下のような RADOS 機能を利用します。
- スナップショットの作成
- レプリケーション
- かつ一貫性を保ちます。
Ceph ブロックデバイスは、librbd
ライブラリーを使用して OSD と対話します。
Ceph ブロックデバイスは、libvirt
ユーティリティーおよび QEMU ユーティリティーに依存して Ceph ブロックデバイスと統合するために、Quick Emulator (QEMU) などの Kernel Virtual Machines (KVM) や OpenStack などのクラウドベースのコンピューティングシステムに、無限のスケーラビリティーと、高いパフォーマンスをもたらします。同じストレージクラスターを使用して、Ceph Object Gateway および Ceph ブロックデバイスを同時に運用できます。
Ceph ブロックデバイスを使用するには、稼働中の Ceph Storage クラスターにアクセスできる必要があります。Red Hat Ceph Storage のインストールに関する詳細は、『 Installation Guide for Red Hat Enterprise Linux or Installation Guide for Ubuntu 』を参照してください。