6.6. Ceph Volume ユーティリティー
ceph-volume
コマンドを実行すると、デバッグ出力を /var/log/ceph/ceph-volume.log
に送信されました。
以前のリリースでは、--log-level
オプションに設定したレベルにかかわらず、ceph-volume
コマンドを実行すると、デバッグレベルの出力を /var/log/ceph/ceph-volume.log
に常に送信していました。今回のリリースにより、ceph-volume
コマンドを実行すると、--log-level
オプションで指定するレベルで出力が送信されます。
ceph volume lvm batch
は SSD デバイスを正しく報告し、正しい設定をデプロイ
以前は、ceph-volume lvm batch
コマンドにより、udev
で競合状態が発生し、SSD デバイスが HDD として誤って報告され、予期せぬデプロイメントが設定されていました。今回のリリースのコード更新により、ceph-volume lvm batch
コマンドは SSD を正しく報告し、クラスターの予想される設定をデプロイします。
新規 SSD OSD のストレージクラスターへの追加後にスタックの更新が失敗する
以前のバージョンでは、スタックの更新を使用して新規 SSD OSD をストレージクラスターの同じボリュームグループ (VG) に追加すると、スタックの更新が失敗しました。これは、スタックの更新が、同じ LV に属するのではなく異なる論理ボリューム (LV) に属するものとして新規 SSD を誤って表示したために生じました。今回のリリースにより、スタック更新ビューがOSD を同じ LV に属するものとしてを新たに追加し、これにより失敗しなくなりました。
(BZ#1892441)