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第7章 既知の問題

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本セクションでは、Red Hat Ceph Storage の今回リリースで見つかった既知の問題を説明します。

7.1. Ceph Ansible ユーティリティー

CephFS 関連のプールでは、配置グループ Autoscaler のデプロイが想定どおりに機能しない

この問題を回避するには、Playbook の実行後に、CephFS 関連のプールで配置グループ Autoscaler を手動で有効にできます。

(BZ#1836431)

systemd ユニットテンプレートではパラメーター Restart=always を適用するため、Ceph OSD が osd_max_markdown_count パラメーターを使用することができない

OSD デーモンの systemd ユニットテンプレートは、パラメーター Restart=always を強制するため、osd_max_markdown_count パラメーターを使用しないと、サービスを再起動することになります。この問題を回避するには、ceph_osd_systemd_overrides 変数を使用して OSD systemd テンプレートの Restart= パラメーターを上書きします。つまり、次のようになります。

[osds]
osd0 ceph_osd_systemd_overrides="{'Service': {'Restart': 'no'}}"

(BZ#1860739)

Playbook の filestore-to-bluestore が「osd_auto_discovery」シナリオに対応しない

osd_auto_recovery のシナリオをベースとした Red Hat Ceph Storage 4 デプロイメントでは、BlueStore の移行を容易にするために Playbook filestore-to-bluestore を使用することができません。

この問題を回避するには、Playbook の shrink-osd を使用して、osd_objectstore: bluestore で縮小された OSD を再デプロイします。

(BZ#1881523)

アップグレードプロセスでは、ceph-crash コンテナーデーモンを自動的に停止しない

アップグレードプロセスでは、ceph-crash ロールへの呼び出しを実行しますが、呼び出しは ceph-crash サービスのみを起動します。アップグレードプロセス中に ceph-crash コンテナーデーモンが稼働したままであれば、それらはアップグレードの完了時に再起動しません。

この問題を回避するには、アップグレード後に ceph-crash コンテナーを手動で再起動します。

(BZ#1943471)

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