6.11. Ceph Ansible ユーティリティー
Ceph Object Gateway 設定を使用したアップグレードのワークフローが修正されました
以前は、ユーザーによって rgw_instances
が group_vars/host_vars
で定義されている場合、ダッシュボードの Playbook 実行から set_radosgw_address.yml
が呼び出されるたびにファクト is_rgw_instances_defined
が設定されることが期待されていました。そうでない場合、ユーザーが定義していないと仮定して、ファクト rgw_instances
を設定する次のタスクが実行されます。これにより、Ceph Object Gateway マルチサイトおよび Ceph ダッシュボードをデプロイするときに、アップグレードワークフローが中断されていました。
今回の修正により、ceph-ansible
は、Playbook の set_radosgw_address.yml
がダッシュボード Playbook から呼び出され、アップグレードのワークフローが予想通りに機能するようになりました。
ファクト条件が更新され、Ceph Object Gateway ノードでのみ実行されるようになりました
以前は、Ceph Object Gateway ネットワーク範囲が存在しないノードを含むすべてのノードで set_fact _radosgw_address to radosgw_address_block ipv4
が実行されていたため、Playbook が機能しませんでした。
今回の修正により、Ceph Object Gateway ノードでのみファクト設定を実行するように when
条件が更新され、期待どおりに機能するようになりました。