付録A 一般的な設定オプション
Ceph の一般的な設定オプションを以下に示します。
注記
通常は、cephadm
などのデプロイメントツールによって自動的に設定されます。
fsid
- 詳細
- ファイルシステム ID です。クラスターごとに 1 つになります。
- 型
- UUID
- 必須
- いいえ
- デフォルト
- 該当なし。通常、デプロイメントツールによって生成されます。
admin_socket
- 詳細
- Ceph モニターがクォーラムを確立しているかどうかにかかわらず、デーモンの管理コマンドを実行するためのソケット
- 型
- String
- 必須
- いいえ
- デフォルト
-
/var/run/ceph/$cluster-$name.asok
pid_file
- 詳細
-
モニターや OSD が自分の PID を書き込むためのファイル。たとえば、
/var/run/$cluster/$type.$id.pid
は、ceph
クラスターで実行している ida
を持つmon
の /var/run/ceph/mon.a.pid を作成します。pid file
は、デーモンが正常に停止すると削除されます。プロセスがデーモン化されていない場合 (つまり、-f
オプションまたは-d
オプションで実行)、pid file
は作成されません。 - 型
- String
- 必須
- いいえ
- デフォルト
- いいえ
chdir
- 詳細
-
Ceph デーモンが起動してから変更するディレクトリー。デフォルトの
/
ディレクトリーが推奨されます。 - 型
- String
- 必須
- いいえ
- デフォルト
-
/
max_open_files
- 詳細
-
これが設定されている場合には、Red Hat Ceph Storage クラスターが起動すると Ceph は OS レベルで
max_open_fds
を設定します (つまりファイル記述子の最大数 #)。これにより、Ceph OSD がファイル記述子を使い果たすのを防ぐことができます。 - 型
- 64 ビット整数
- 必須
- いいえ
- デフォルト
-
0
fatal_signal_handlers
- 詳細
- 設定されていると、SEGV、ABRT、BUS、ILL、FPE、XCPU、XFSZ、SYS シグナルのシグナルハンドラーをインストールして、有用なログメッセージを生成します。
- 型
- Boolean
- デフォルト
-
true