1.7. 実行時における特定設定の定義
実行時に特定の Ceph 設定を定義するには、ceph config set
コマンドを使用します。
前提条件
- 稼働中の Red Hat Ceph Storage クラスターがある。
- Ceph Monitor または OSD ノードへの root レベルのアクセス
手順
すべての Monitor または OSD デーモンの設定を定義します。
構文
ceph config set DAEMON CONFIG-OPTION VALUE
例:
[root@mon ~]# ceph config set osd debug_osd 10
オプションと値が設定されていることを検証します。
例:
[root@mon ~]# ceph config dump osd advanced debug_osd 10/10
すべてのデーモンから設定オプションを削除するには、以下を実行します。
構文
ceph config rm DAEMON CONFIG-OPTION VALUE
例:
[root@mon ~]# ceph config rm osd debug_osd
特定のデーモンを設定するには、以下を実行します。
構文
ceph config set DAEMON.DAEMON-NUMBER CONFIG-OPTION VALUE
例:
[root@mon ~]# ceph config set osd.0 debug_osd 10
指定したデーモンに設定が定義されていることを確認するには、以下を実行します。
例:
[root@mon ~]# ceph config dump osd.0 advanced debug_osd 10/10
特定のデーモンの設定を削除するには、次のコマンドを実行します。
構文
ceph config rm DAEMON.DAEMON-NUMBER CONFIG-OPTION
例:
[root@mon ~]# ceph config rm osd.0 debug_osd
設定データベースからのオプションの読み取りをサポートしていないクライアントを使用している場合、または他の理由でクラスターの設定を変更するために ceph.conf
を使用する必要がある場合は、次のコマンドを実行します。
ceph config set mgr mgr/cephadm/manage_etc_ceph_ceph_conf false
ceph.conf
ファイルを維持してストレージクラスター全体に配布する必要があります。