3.2. ソケットバインディング
ソケットバインディングは、エンドポイントコネクターをサーバーインターフェイスおよびポートにマッピングします。
デフォルトでは、Data Grid サーバーは以下のソケットバインディングを提供します。
<socket-bindings default-interface="public" port-offset="${infinispan.socket.binding.port-offset:0}"> <socket-binding name="default" port="${infinispan.bind.port:11222}"/> <socket-binding name="memcached" port="11221"/> </socket-bindings>
-
socket-bindings
は、デフォルトのインターフェイスとポートオフセットを宣言します。 -
default
は、hotrod と rest コネクターをデフォルトのポート11222
にバインドします。 memcached
は、memcached コネクターをポート11221
にバインドします。注記memcached エンドポイントはデフォルトで無効にされます。
socket-binding
宣言のデフォルトインターフェイスをオーバーライドするには、interface
属性を指定します。
たとえば、"private" という名前の interface
宣言を追加します。
<interfaces> ... <interface name="private"> <inet-address value="10.1.2.3"/> </interface> </interfaces>
続いて、以下のように、socket-binding
宣言で interface="private"
を指定して、プライベート IP アドレスにバインドすることができます。
<socket-bindings default-interface="public" port-offset="${infinispan.socket.binding.port-offset:0}"> ... <socket-binding name="private_binding" interface="private" port="1234"/> </socket-bindings>
3.2.1. ポートオフセットの指定
同じホストで複数のインスタンスを実行する場合は、Data Grid サーバーでポートオフセットを設定します。デフォルトのポートオフセットは 0
です。
Data Grid CLI または infinispan.socket.binding.port-offset
システムプロパティーで -o
スイッチを使用して、ポートオフセットを設定します。
たとえば、以下のようにオフセットが 100
のサーバーインスタンスを起動します。デフォルトの設定では、これにより、Data Grid Server がポート 11322
でリッスンします。
- Linux
$ bin/server.sh -o 100
- Windows
bin\server.bat -o 100