8.2. ターゲットクラスターへのデータの同期
ターゲットクラスターがリモートキャッシュストアを使用してクライアント要求を実行し、オンデマンドでデータを読み込む場合は、ソースクラスターからターゲットクラスターにデータを同期できます。
この操作はソースクラスターからデータを読み取り、ターゲットクラスターに書き込みます。データは、ターゲットクラスターのすべてのノードに並行して移行され、各ノードはデータのサブセットを受け取ります。Data Grid 設定で、各キャッシュの同期を実行する必要があります。
手順
ターゲットクラスターに移行する Data Grid 設定の各キャッシュの同期操作を開始します。
Data Grid REST API を使用し、
?action=sync- data
パラメーターでGET
リクエストを呼び出します。たとえば、myCache という名前のキャッシュ内のデータをソースクラスターからターゲットクラスターに同期するには、以下を実行します。GET /v2/caches/myCache?action=sync-data
操作が完了すると、Data Grid はターゲットクラスターにコピーされたエントリーの合計数で応答します。
または、
RollingUpgradeManager
MBean でsynchronizeData(migratorName=hotrod)
を呼び出すことで JMX を使用できます。ターゲットクラスター内の各ノードをソースクラスターから切断します。
たとえば、ソースクラスターから myCache キャッシュを切断するには、以下の
POST
要求を呼び出します。GET /v2/caches/myCache?action=disconnect-source
JMX を使用するには、
RollingUpgradeManager
MBean でdisconnectSource(migratorName=hotrod)
を呼び出します。
次のステップ
ソースクラスターからすべてのデータを同期した後、ローリングアップグレードプロセスが完了しました。ソースクラスターの使用を停止できるようになりました。