第3章 Data Grid を組み込みライブラリーとして実行
Data Grid を組み込みデータストアとしてプロジェクトで実行する方法を学びます。
手順
- デフォルトの Cache Manager を初期化し、以下のようにキャッシュ定義を追加します。
GlobalConfigurationBuilder global = GlobalConfigurationBuilder.defaultClusteredBuilder(); DefaultCacheManager cacheManager = new DefaultCacheManager(global.build()); ConfigurationBuilder builder = new ConfigurationBuilder(); builder.clustering().cacheMode(CacheMode.DIST_SYNC); cacheManager.administration().withFlags(CacheContainerAdmin.AdminFlag.VOLATILE).getOrCreateCache("myCache", builder.build());
上記のコードは、デフォルトのクラスター化された Cache Manager を初期化します。Cache Manager にはキャッシュ定義が含まれ、キャッシュライフサイクルを制御します。
Data Grid はデフォルトのキャッシュ定義を提供しないため、デフォルトの Cache Manager を初期化した後に、少なくとも 1 つのキャッシュインスタンスを追加する必要があります。この例では、ConfigurationBuilder
クラスを使用して、分散型同期キャッシュモードを使用するキャッシュ定義を作成します。次に、クラスターのすべてのノードで "myCache" という名前のキャッシュを作成するか、すでに存在する場合はこれを返す getOrCreateCache()
メソッドを呼び出します。
次のステップ
キャッシュが作成された実行中の Cache Manager ができたので、必要に応じて、キャッシュ定義を追加したり、データをキャッシュに入れたり、Data Grid を設定したりできます。