18.3. Git フック通知のカスタマイズ
Business Central には、フックの終了コードをもとに、カスタマイズした Git フック通知をユーザーが受信可能なメカニズムがあります。
この通知メカニズムを有効にするには、カスタムのメッセージを含む *.properties
ファイルを作成してから、appformer.git.hooks.bundle
システムプロパティーの値として対象のファイルのパスを指定する必要があります。
手順
*.properties
ファイルを作成して、各終了コードに以下の形式の適切なメッセージを 1 行追加してください。<exit_code>=<display_message>
<exit_code>
は、Git フックの終了コードに、<display_message>
はユーザーに表示するカスタムメッセージに置き換えます。以下に例を示します。
0=Success! All working as expected. 1=Warning! Please check the logs and advise your admin. . . 31=Error! Please advise your admin immediately.
注記考えられる終了コードをすべて *.properties ファイルに定義する必要はありません。*.properties ファイルに定義されている終了コードに対する通知のみが表示されます。
重要通知サービスは、プロパティーファイルに設定されている
ISO 8859-1
(LATIN 1
) 文字のみサポートします。拡張文字を使用する場合には、Unicode 文字コードのエスケープシーケンスを使用してください。Git フック通知を有効化するには、
appformer.git.hooks.bundle
システムプロパティーの値としてファイルへのパスを指定します。Messages.properties
ファイルを参照する設定が含まれている、以下のstandalone.xml
ファイル例を確認してください。<system-properties> <property name="appformer.git.hooks.bundle" value="/opt/jboss-as/git-hooks-messages/Messages.properties"> </property> ... </system-properties>
18.3.1. Business Central の Git フック通知
Business Central で Git フックの通知を確認できます。Git フックの終了コードの通知タイプは 3 種類あります。
終了コード | カスタマイズしたメッセージ | UI での通知の色 |
---|---|---|
| Success!All working as expected. (成功 ! すべて想定どおりに機能しています。) | 緑 |
| Warning!Please check the logs and advise your admin. (警告 ! ログを確認して管理者に連絡してください。) | オレンジ |
| Error!Please advise your admin immediately. (エラー ! 今すぐ管理者に連絡してください。) | 赤 |
UNIX マシンがサポートするエラーコードは 0 (success) から 255 (error) までで、この範囲外の終了コードは別のコードに変換され、誤った通知メッセージが表示される可能性があります。
Windows マシンには、制限がなく、幅広い終了コードをサポートします。