第3章 Red Hat Developer Hub の Azure Kubernetes Services (AKS) によるモニタリングおよびロギング


監視およびロギングは、Red Hat Developer Hub での Azure Kubernetes Services (AKS) の管理および保守に不可欠な要素です。Managed Prometheus Monitoring や Azure Monitor 統合などの機能により、管理者はリソース使用率を効率的に監視し、問題を診断し、コンテナー化されたワークロードの信頼性を確保できます。

3.1. Azure Monitor メトリクスの有効化

マネージド Prometheus モニタリングを有効にするには、次のように、新しいクラスターの作成か既存のクラスターの更新かに応じて、az aks create または az aks update コマンドで -enable-azure-monitor-metrics オプションを使用します。

az aks create/update --resource-group <your-ResourceGroup> --name <your-Cluster> --enable-azure-monitor-metrics

上記のコマンドは、Prometheus メトリクス を収集するメトリクスアドオンをインストールします。前のコマンドを使用すると、ネイティブの Azure Monitor メトリクスの両方を通じて Azure リソースのモニタリングを有効にできます。ポータルの Monitoring Insights で結果を表示することもできます。詳細は、Monitor Azure resources with Azure Monitor を参照してください。

さらに、Managed Prometheus サービスと Azure Monitor の両方のメトリクスには、Azure Managed Grafana サービスからアクセスできます。詳細は、Link a Grafana workspace セクションを参照してください。

デフォルトでは、Prometheus は最小取り込みプロファイルを使用します。これにより、取り込み量が最適化され、スクレイピング頻度、ターゲット、および収集するメトリクスのデフォルト設定が指定されます。デフォルト設定は、カスタム設定を使用してカスタマイズできます。Azure では、スクレイピング設定やその他のメトリクスアドオン設定を提供するために、さまざまな ConfigMap の使用を含むさまざまな方法が提供されています。デフォルトの設定の詳細は、Default Prometheus metrics configuration in Azure Monitor および Customize scraping of Prometheus metrics in Azure Monitor managed service for Prometheus ドキュメントを参照してください。

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