第1章 OpenShift Container Platform 上の Red Hat Developer Hub に対する可観測性の有効化


OpenShift Container Platform では、メトリクスは /metrics の正規名の下に HTTP サービスエンドポイント経由で公開されます。ServiceMonitor カスタムリソース (CR) を作成して、ユーザー定義プロジェクトのサービスエンドポイントからメトリクスをスクレイピングできます。

1.1. Red Hat Developer Hub Operator で OpenShift Container Platform クラスターにインストールした場合にメトリクス監視を有効にする

OpenShift Container Platform Web コンソールの Developer パースペクティブから、Operator によってインストールした Red Hat Developer Hub インスタンスのメトリクスを有効にして表示できます。

前提条件

  • OpenShift Container Platform クラスターで、ユーザー定義プロジェクトの監視 が有効になっている。
  • Red Hat Developer Hub Operator を使用して、OpenShift Container Platform に Red Hat Developer Hub をインストールしている。
  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。

手順

現在、Red Hat Developer Hub Operator は、デフォルトで ServiceMonitor カスタムリソース (CR) の作成をサポートしていません。エンドポイントからメトリクスをスクレイピングするための ServiceMonitor CR を作成するには、次の手順を完了する必要があります。

  1. ServiceMonitor CR を YAML ファイルとして作成します。

    apiVersion: monitoring.coreos.com/v1
    kind: ServiceMonitor
    metadata:
      name: <custom_resource_name> 1
      namespace: <project_name> 2
      labels:
        app.kubernetes.io/instance: <custom_resource_name>
        app.kubernetes.io/name: backstage
    spec:
      namespaceSelector:
        matchNames:
          - <project_name>
      selector:
        matchLabels:
          rhdh.redhat.com/app: backstage-<custom_resource_name>
      endpoints:
      - port: http-metrics
        path: '/metrics'
    1
    <custom_resource_name> は、Red Hat Developer Hub の CR の名前に置き換えます。
    2
    <project_name> は、Red Hat Developer Hub インスタンスが実行されている OpenShift Container Platform プロジェクトの名前に置き換えます。
  2. 次のコマンドを実行して、ServiceMonitor CR を適用します。

    oc apply -f <filename>

検証

  1. OpenShift Container Platform Web コンソールの Developer パースペクティブから、Observe ビューを選択します。
  2. Metrics タブをクリックして、Red Hat Developer Hub Pod のメトリクスを表示します。
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