2.2. Amazon CloudWatch ログを使用したロギング
Red Hat Developer Hub 内のロギングは、winston ライブラリー に依存します。デフォルトでは、デバッグレベルのログは記録されません。デバッグログをアクティブにするには、Red Hat Developer Hub インスタンスで環境変数 LOG_LEVEL
を debug に設定する必要があります。
2.2.1. アプリケーションログレベルの設定
Helm デプロイメントと Operator がサポートするデプロイメントの両方で、アプリケーションログレベルを設定できます。
- Helm のデプロイメント
ロギングレベルを更新するには、Helm チャートの
values.yaml
ファイルに環境変数LOG_LEVEL
を追加します。upstream: backstage: # --- Truncated --- extraEnvVars: - name: LOG_LEVEL value: debug
- Operator がサポートするデプロイメント
次のように、カスタムリソースに環境変数
LOG_LEVEL
を含めることで、ロギングレベルを変更できます。spec: # Other fields omitted application: extraEnvs: envs: - name: LOG_LEVEL value: debug
2.2.2. Amazon CloudWatch からのログの取得
CloudWatch Container Insights は、Amazon EKS のログとメトリクスをキャプチャーするために使用されます。詳細は、Logging for Amazon EKS ドキュメントを参照してください。
ログとメトリクスをキャプチャーするには、Amazon CloudWatch Observability EKS アドオンをクラスターにインストールします。Container Insights のセットアップ後、Logs Insights または Live Tail ビューを使用してコンテナーログにアクセスできます。
CloudWatch は、すべてのコンテナーログが統合されるロググループに、次のように名前を付けます。
/aws/containerinsights/<ClusterName>/application
以下は、Developer Hub インスタンスからログを取得するためのクエリーの例です。
fields @timestamp, @message, kubernetes.container_name | filter kubernetes.container_name in ["install-dynamic-plugins", "backstage-backend"]