第5章 LLVM Toolset 19.1.7 の変更点
RHEL には LLVM Toolset バージョン 19.1.7 が同梱されています。
LLVM コンパイラーの主な変更点:
- LLVM は、デバッグ情報をより効率的に表現する デバッグレコード を使用するようになりました。
Clang の主な更新:
- C++14 サイズの割り当て解除がデフォルトで有効になりました。
- C++17 のサポートが完了しました。
- 特にモジュール、概念、Class Template Argument Deduction (CTAD) に関する C++20 へのサポートが改善されました。
- C++23、C++2c、C23、C2y のサポートが改善されました。
詳細は、LLVM リリースノート および Clang リリースノート を参照してください。
LLVM Toolset は Rolling Application Stream であり、最新バージョンのみがサポートされます。詳細は、Red Hat Enterprise Linux Application Streams ライフサイクル ドキュメントを参照してください。