9.4.2. デーモンクラッシュ時のコアのキャプチャ
デフォルトでは、
/etc/init.d/functions スクリプトは /etc/init.d/rgmanager により呼び出されたデーモンからのコアファイルをブロックします。デーモンがアプリケーションコアを作成する場合は、そのオプションを有効にする必要があります。この手順は、キャプチャされたアプリケーションコアを必要とする全クラスターノード上で行わなければなりません。
rgmanager デーモンのクラッシュ時にコアファイルを作成するには、
/etc/sysconfig/cluster ファイルを編集します。DAEMONCOREFILELIMIT パラメーターで、プロセスがクラッシュした場合にデーモンがコアファイルを作成できるようにします。-w オプションというものがあり、これは監視プロセスが実行されないようにします。監視デーモンは、rgmanager がクラッシュした場合、(場合によっては) 監視デーモンが実行されているのにコアファイルが作成されない場合にクラスターノードを再起動するため、コアファイルのキャプチャーは無効にする必要があります。
DAEMONCOREFILELIMIT="unlimited" RGMGR_OPTS="-w"
DAEMONCOREFILELIMIT="unlimited"
RGMGR_OPTS="-w"
rgmanager を再起動して、新しい設定オプションをアクティベートします。
service rgmanager restart
service rgmanager restart
注記
クラスターサービスがこのクラスターノードで実行している場合、実行中のサービスを不適切な状態にする可能性があります。
コアファイルは、
rgmanager プロセスのクラッシュにより生成された場合に書き込まれます。
ls /core*
ls /core*
出力は以下のようになります:
/core.11926
/core.11926
アプリケーションコアをキャプチャするために
rgmanager を再起動する前に、/ ディレクトリ下にある全ての古いファイルを移動もしくは削除してください。rgmanager クラッシュを経験したクラスターノードは、ウォッチドッグプロセスが実行していないことを確認するためにコアがキャプチャされた後、再起動又はフェンスされることになります。