第16章 デスクトップ
16.1. GNOME 3.8
Red Hat Enterprise Linux 7 は、GNOME デスクトップの次のメジャーバージョンである GNOME 3 を備えています。GNOME 3 のユーザーエクスペリエンスは、GNOME 2 デスクトップシェルに代わる GNOME シェルによって大部分が定義されています。ウィンドウ管理とは別に、GNOME Shell は画面上のトップバーを提供します。このバーは、右上のシステムステータス領域、時計、およびアプリケーションとウィンドウに簡単にアクセスできる
アクティビティーの概要
に切り替えるホットコーナーをホストします。
Red Hat Enterprise Linux 7 のデフォルトの GNOME シェルインターフェイスは GNOME クラシックで、画面下部のウィンドウリストと従来の
と のメニューを備えています。
![](https://access.redhat.com/webassets/avalon/d/Red_Hat_Enterprise_Linux-7-7.0_Release_Notes-ja-JP/images/c53975bb72d3a96388e264f51a7bc261/gnome3.png)
GNOME 3 の詳細については、GNOME ヘルプを参照してください。GNOME Help にアクセスするには、Super キーを押して アクティビティー画面 に入り、
と入力してから help
Enter
を押します。
GNOME 3 デスクトップのデプロイメント、設定、および管理の詳細については、デスクトップの移行および管理ガイド を参照してください。
GTK+ 3
GNOME 3 は、GTK+ 2 と並行してインストールできる GTK+ 3 ライブラリーを使用します。GTK+ と GTK+ 3 の両方が Red Hat Enterprise Linux 7 で利用可能です。既存の GTK+ 2 アプリケーションは、GNOME 3 でも引き続き動作します。
GNOME Boxes
Red Hat Enterprise Linux 7 には、仮想マシンとリモートシステムの表示とアクセスに使用される軽量のグラフィカルデスクトップ仮想化ツールが導入されています。GNOME Boxes は、最小限の設定でデスクトップからさまざまなオペレーティングシステムとアプリケーションをテストする方法を提供します。