3.2. コマンドラインインターフェイスで Image Builder の Blueprint の作成
この手順では、コマンドラインインターフェイスを使用して Image Builder の Blueprint を新たに作成する方法を説明します。
手順
1.以下の内容で平文テキストファイルを作成します。
name = "BLUEPRINT-NAME" description = "LONGER BLUEPRINT DESCRIPTION TEXT" version = "0.0.1"
BLUEPRINT-NAME
および LONGER BLUEPRINT DESCRIPTION
を、Blueprint の名前および説明に置き換えます。
Semantic Versioning スキームに従って、
0.0.1
をバージョン番号に置き換えます。
2.Blueprint に含まれるすべてのパッケージに、次の行をファイルに追加します。
[[packages]]
name = "package-name
"
version = "package-version"
package-name
を、パッケージ名 (httpd、gdb-doc、coreutils など) に置き換えます。
package-version
を、使用するバージョンに置き換えます。このフィールドは、dnf
バージョンの指定に対応します。
- 特定のバージョンを指定する場合は、
7.30
のように、バージョン番号を正確に指定してください。 - 利用可能な最新バージョンを指定する場合は、アスタリスク (
*
) を使用します - 最新のマイナーバージョンを指定する場合の形式は、
7.*
のようになります。
3.Blueprints は、さまざまな方法でカスタマイズできます。たとえば、同時マルチスレッド (SMT) は以下の手順で無効にできます。その他に利用できるカスタマイズは、「 サポートされているイメージのカスタマイズ 」 セクションを参照してください。
[customizations.kernel] append = "nosmt=force"
4.ファイルを
BLUEPRINT-NAME.toml
として保存し、テキストエディターを閉じます。
5.Blueprint をプッシュ (インポート) します。
# composer-cli blueprints push BLUEPRINT-NAME.toml
BLUEPRINT-NAME を、前の手順で使用した値に置き換えます。
6.Blueprint がプッシュされ存在していることを確認するには、既存の Blueprint を一覧表示します。
# composer-cli blueprints list
7.Blueprint に一覧表示されているコンポーネントおよびバージョンと、その依存関係が有効かどうかを確認します。
# composer-cli blueprints depsolve BLUEPRINT-NAME