5.2. LDAP から IdM への移行時のクライアント設定の計画
Identity Management は、さまざまなレベルの機能性、柔軟性、安全性で多数の異なるクライアント設定に対応することができます。オペレーティングシステムと、IT メンテナンスの優先度に基づいて、各クライアントに最適な設定を決定します。クライアントの機能領域も考慮してください。開発マシンは通常、実稼働サーバーやユーザーラップトップとは異なる設定を必要とします。
ほとんどの環境では、クライアントが IdM ドメインに接続する方法が混在しています。管理者は各クライアント別に最適となるシナリオを決定しなければなりません。
5.2.1. 初期の移行前のクライアント設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Identity Management (IdM) でクライアント設定の詳細を決定する前に、現在の移行前設定の詳細を確立します。
移行予定の LDAP デプロイメントの初期の状態の場合、ほとんど全てに ID および認証サービスを提供している LDAP サービスがあります。
図5.1 基本的な LDAP ディレクトリーとクライアント設定
Linux および Unix のクライアントは PAM_LDAP と NSS_LDAP ライブラリーを使用して、LDAP サービスに直接接続します。これらのライブラリーにより、クライアントは、/etc/passwd または /etc/shadow にデータが格納されているかのように LDAP ディレクトリーからユーザー情報を取得できます。現実的には ID 検索に LDAP、認証に Kerberos や別の設定を使用している場合など、インフラストラクチャーはもう少し複雑になる場合があります。
Identity Management (IdM) サーバーは、特にスキーマのサポートとディレクトリーツリーの構造において、LDAP ディレクトリーとは異なります。これらの相違点の背景については、LDAP から IdM への移行時のクライアント設定の計画 の IdM と標準 LDAP ディレクトリーの比較 セクションを参照してください。このような相違は、特にディレクトリーツリーのデータに影響を及ぼし、エントリー名に影響を及ぼします。ただし、この相違はクライアントの設定、およびクライアントの IdM への移行にはほとんど影響を及ぼしません。