第6章 RHEL 7 から RHEL 8 へのアップグレードの実行
Leapp ユーティリティーを使用して RHEL 8 にアップグレードします。
前提条件
- フルシステムバックアップを含め、Preparing for the upgrade の手順が完了しました。
- アップグレード前のレポートの確認 に記載されている手順が完了し、報告されたすべての問題が解決されました。
手順
既知の問題を防ぐために、アップグレード前のフェーズを実行する前に、開いているファイル記述子の数を一時的に無制限に設定します。
ulimit -n 16384
# ulimit -n 16384Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 詳細は、既知の問題 セクションを参照してください。
RHEL 7 システムで、アップグレードプロセスを開始します。
leapp upgrade --target 8.10
# leapp upgrade --target 8.10Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記アップグレードに
/etc/yum.repos.d/ディレクトリーの カスタムリポジトリー を使用する場合は、以下のように選択したリポジトリーを有効にします。leapp upgrade --enablerepo <repository_id1> --enablerepo <repository_id2> …
# leapp upgrade --enablerepo <repository_id1> --enablerepo <repository_id2> …Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow RHSM なしでアップグレード する場合、または RHUI を使用する場合は、
--no-rhsmオプションを追加します。ISO イメージを使用してアップグレードする場合は、
--no-rhsmおよび--iso <file_path>オプションを追加します。<file_path> は、保存された ISO イメージへのファイルパス (/home/rhel8.isoなど) に置き換えます。アップグレードプロセスの開始時に、
Leappは、アップグレード前のレポートの確認 で説明されているアップグレード前のフェーズを実行します。システムをアップグレードできる場合は、
Leappが必要なデータをダウンロードし、アップグレード用の RPM トランザクションを作成します。システムで、信頼できるアップグレードの設定要因が満たされていない場合は、
Leappがアップグレードプロセスを中止し、問題を説明する記録と、推奨される解決策を/var/log/leapp/leapp-report.txtファイルに出力します。詳細は、トラブルシューティング を参照してください。システムを手動で再起動します。
reboot
# rebootCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow このフェーズでは、システムが RHEL 8 ベースの初期 RAM ディスクイメージ initramfs で起動します。
Leappは、すべてのパッケージをアップグレードして、自動的に RHEL 8 システムを再起動します。または、
--rebootオプションを指定してleapp upgradeコマンドを入力し、この手動の手順を省略することもできます。失敗した場合は、トラブルシューティング の説明に従ってログを調べてください。
- RHEL 8 システムにログインし、RHEL 8 システムのアップグレード後の状態の確認 で説明されているように状態を確認します。
- アップグレードレポートおよびアップグレード後のタスク の実行で説明されているすべてのアップグレード後のタスクを 実行します。特に、セキュリティーポリシーを再評価して再適用します。
- FIPS モード で実行されているシステムをアップグレードする場合は、RHEL 7 カーネルをすべて削除します。次に、暗号化キーの再生成などを行い、すべての暗号化キーの FIPS 準拠を確認します。詳細は、RHEL 8 の暗号化キーの場所 を参照してください。